ending ページ49
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『…なんか…ごめんね…うちの弟が』
JN｢お財布、大事だしね…｣
『……そろそろ寝よっか』
飲み干したマグカップに淹れた紅茶は冷たくなっていた。
夜は2人で私のシングルベッドでくっついて寝ることにした。何度経験したってこの距離感に慣れるのは難しい…し、私のベッドはジュンさんの家と違ってシングル。
…ジュンさん狭くないかな。
JN｢ねぇ、名前もっかい呼んでよ｣
『…ジュンくん』
JN｢っ、あのさ、…キスしてもいい？
良いならもっかい名前呼んで。Aちゃんが嫌ならしない｣
『………ジュンく』
言いかけた所で私と彼の唇が重なった。
…まだ言いかけてたところだったのに。
自分の頬にジュンくんの手がふれて、もう反対の手は後頭部に回されている。
ゆっくりと離れて 目線が絡みあうともう一度、深くキスを落とした。
JN｢…ごめん｣
『ふふ、なんで謝るの』
JN｢嫌じゃない…？｣
『好きな人なんだもん、嫌なわけ無いでしょ』
顔を見合せて、ふふっと笑ってぎゅっとくっついて眠った。
今日が金曜日で良かった。明日も一緒に居られる。
明日朝起きて、おはようって言う彼の顔はどんな顔をしてるんだろう。私の方が起きるの早いかな。
隣でジュンくんいて、一緒に朝を迎えて。
そんな日が来るなんて夢にも思って居なかった。
営業部のプリンスは、今だけは私の王子様でいてくれる。
『ジュンくん、大好き』
JN｢…俺も｣
fin……？
朝6時半、スマホのアラームの音で起きた。
…しまった、アラーム切り忘れてた。
ガバッと起きて慌てて切ったものの、ジュンくんが隣で目覚めた。
わぁ、寝癖が着いてる。目が全然開いてない。ぽやぽやしててかわいい。
…いやそうじゃなくて
『ごめんジュンくん、アラーム切ってなくて…寝てていいよ』
私は完全に起きてしまったけど
JN｢おはようのチューして｣
と半開きの目で言うもんだからほっぺたにキスをした。
JN｢んー…まぁいいや｣
『寝てていいよ？』
JN｢Aちゃん起きたでしょ。俺も起きる｣
『ごめんね、お休みなのに』
JN｢じゃあ、朝早く起きれたご褒美に2人でパン屋さん行こう｣
…ご褒美、かぁ。
『美味しいパン屋さんあるから、一緒に行こう』
JN｢ほんと？早起きしてよかったぁ。
シャワー借りるね｣
王子様の手を引いて、お城の舞踏会じゃなくてパン屋さんへ行く。そんなご褒美みたいな時間。
fin
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iuwfpd(プロフ) - 肉豆腐さん» 教えてくださりありがとうございます！ (1月14日 17時) (
レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - おぬたん日記さん» コメントありがとうございます！私もおぬたん日記様の作品読ませていただきましたがきゅんきゅんしながら読んでいました！笑 こちらこそ応援しております！ (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - レイさん» 事後報告になりましたが昨日Xはじめてみました！よろしければ @29_10fu で出てくるかと思いますので是非…！ (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - iuwfpdさん» 先日始めました！ 他作品の最後のページから飛べるようにしているのですがIDは @29_10fu です！ (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
iuwfpd(プロフ) - 初めまして！いつも作品を読んでにまにまさせていただいてます´▽`作者様はTwitterやってますか？教えていただきたいです。よろしくお願いします-_- (1月13日 20時) (レス) @page46 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肉豆腐
| 作成日時：2023年12月24日 23時
