プリンスとわたし

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『お鍋にする？』

JN「あーいいね」



帰る途中のスーパーによって、家になかった野菜と鍋のスープを買った。

それに食後のアイス。
チャニが来るかもしれないから3つ買っておいた。来ないならもう一個食べちゃえばいいしね。


2人で一緒にお鍋の準備をしていたら、ガチャっと音がしてドスドス歩いてくる音。

いつも静かに歩けって言ってるのに。




DN「姉ちゃん今日のご飯な…に…？」




おめめをぱちぱちさせて、ここほんとにヌナの家か、？って確認するチャニのびっくりした動作は幼稚園から変わっていない。



『弟の、チャンです』

JN「わぁ…今日ゴマ豆乳鍋にしようと思って…ます！」

DN「…おぉ、手洗ってきます、とりあえず」




お鍋を煮込んでいる間、数分後にはご飯を食べるテーブルに3人で座りなんとも言えない時間が流れた。



JN「お、お姉さんの彼氏です。ムンジュンフィって言います。27歳です」

DN「弟の、イチャンです…24歳です。今日ダメならカトク送ってよ」

『送ったし見てないのチャニでしょ？はぁ…パン買ってきてほしかったのに』

DN「いや2人でいるときに俺いるの気まずいでしょ」

JN「あ、もうすぐ出来るよー。お椀とお箸出しちゃっていい？」



マイペースにゴマ豆乳鍋をただ1人この中で楽しみにしているジュンさん。やっぱり薄々思ってたけど天然っぽい節あるよね。



JN「チャンくん、よそってあげる！」

DN「…あ、どうも」

『なんかジュンさん何故か3人でご飯食べるの割と乗り気だったの…』

DN「…すごいね、ジュンさん」




鼻筋とか似てるね、チャンくんも寝相悪いの？お仕事なにしてるの？


さすが営業部エース、会話が尽きない。


少し人見知りな所があるチャニもジュニヒョンって呼んでいて…これ逆に私が空気と化してる？





DN「ヒョン今日泊まってきなよ！」

『あんた泊まってくなら布団足りないんじゃない？』

DN「ベッドで俺とヒョンが寝ればいいんじゃない？ヌナがソファ」

『家主私なんだけど』

JN「Aちゃん一緒に寝る？」

『…うちシングルなんだけど』

DN「ヌナ、イケメンばっか狙ってる？」

『まさか』

DN「ヒョンいい人だから逃げられる前に結婚しちゃいなよー」

『逃げられる前提で話さないでよ』

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