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『炭酸で今胃ヤバいから一口だけ貰うね…あ、この量食べれる?』
JN「余裕だよ、じゃあおっきいエビあげるね」
はい。と腕を伸ばされた。
え、私このまま食べてしまっていいの?ジュンさんから差し出されてる分なら許されている?
だけど付き合ってないよね?間接キスとか気にしないタイプ?ただの菌の交換程度にしか思ってないのかな。
いやーーそれでも、それでもよ?ジュンさんとの関節キスなんて狙ってる女がこの世に何人…あーーー腕痛くなっちゃうよね食べます。いただきます。
JN「おいしいでしょ」
『うん、美味しい。私もこれにしても良かったな』
JN「次来たら、その時はAさんの食べたいもの2つ頼もうね」
当たり前の様に次の話をしてくれる、ジュンさんのこういう所が大好きだ。
口いっぱいにご飯を詰め込んで味わって食べているところも可愛いし写真に収めたいところ…
だけど彼が次の話をしてくれるなら、この光景は次回も見れるか。と思って記憶だけに留めた。
JN「ねぇ、さっきのお金」
『ジュンさんはカップ買ってくれたし、運転もしてくれたでしょ?』
JN「でも」
『これ以上言うなら次来ない』
JN「んーー、負けましたっ」
買ったマグカップを車に置いて、海沿いを2人で散歩し始めた。2時半というちょうどいい時間。
JN「猫、いるかなぁ」
『ハートの猫?』
JN「うん、恋愛パワースポット。みたいな」
動く恋愛パワースポット。見つけたい。
てか、なんて告白するべき?断られても気まずくならないようにする為には?
…悩んでも仕方ないことなのかなぁ。これ。
JN「あ、そうだ。…Aさん、こっち向いて」
ジュンさんの長い腕の先にはスマホの内カメ。
うわ、自撮り棒みたい。
私は隣を歩きながらピースをしたけど、右側を歩くジュンさんは右手にスマホをもって
JN「動画だよー!」
と、左手でつんとほっぺたをつつかれた。
『ちょ、写真だと思ったじゃん!』
JN「あは、可愛い」
動画を止めて満足気なジュンさん。動画なんて卑怯じゃないか、こっちは写真だけで頑張って抑えているのに。
JN「こっちから砂浜おりられそう、行こうよ」
と海の方に走っていって、落ちていた小枝で文字を書くジュンさんを後ろから動画で撮った。
何を書いているのかと思ったらイ A と書いていた。
…無邪気だなぁ。
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iuwfpd(プロフ) - 肉豆腐さん» 教えてくださりありがとうございます! (1月14日 17時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - おぬたん日記さん» コメントありがとうございます!私もおぬたん日記様の作品読ませていただきましたがきゅんきゅんしながら読んでいました!笑 こちらこそ応援しております! (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - レイさん» 事後報告になりましたが昨日Xはじめてみました!よろしければ @29_10fu で出てくるかと思いますので是非…! (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - iuwfpdさん» 先日始めました! 他作品の最後のページから飛べるようにしているのですがIDは @29_10fu です! (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
iuwfpd(プロフ) - 初めまして!いつも作品を読んでにまにまさせていただいてます´▽`作者様はTwitterやってますか?教えていただきたいです。よろしくお願いします-_- (1月13日 20時) (レス) @page46 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:肉豆腐 | 作成日時:2023年12月24日 23時