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髪の毛、巻き残し無いよね。
最後にリップも塗って、香水を手首と首筋に吹きかけた。
お財布、鍵、リップ、ハンカチ、スマホ
最低限これだけあれば多分大丈夫。
家中朝から動き回ったせいで早くも疲れ果てている。
朝ごはんなんて食べる気にもならずにカフェオレだけを飲んで、天気予報を確認してテレビを消した。
暖房消した、窓も鍵閉めてある、大丈夫だよね?
ジュン着いたよー
と時間ぴったりにジュンさんからカトクが来たのを確認して、最後に全身鏡で確認してから
“ 大丈夫、今日はまじで一番可愛い! ”
と自分に言い聞かせて家を出た。
『わざわざありがとう』
JN「えへ、いいえ!」
まずい、かっこよすぎる。
前髪が下ろされて、髪全体がゆるくウェーブしている。
それにロングコートにタートルネックだなんて聞いていない。これが嫌いな女の子なんて存在するわけないでしょうが。
どうしてこうも毎回100点満点中1500点を記録するのか。
JN「私服、始めて見た。かわいい、似合ってる」
あって一番最初に褒めてくれるなんてどこまで出来た男なんだろう
『ジュンさんも、かっこいい、すごく!』
JN「よかったー…このまま向かっちゃっていい?」
『うん、お願いします』
車で流してる音楽もお洒落。
横目で運転席を見れば、毎回見なれる事の無いジュンさんにドキドキするなって方が難しい
車で20分ほど走ると海が見えてきた
『もう海が見える』
JN「俺が行ったところはもうちょっと先だけどね。窓開けてみる?」
『いいの?』
窓を開けてみると、海の匂い それと一緒に冬の寒い空気も一緒に入ってきたからすぐに閉めた
『さっむ!』
JN「あははっ!寒かった!流石に海入れないね、今日は」
そこから5分くらい車を走らせた先に、ジュンさんが言っていた雑貨屋さんがあった。
白い木目調の外観で、外にあるベンチには首輪を着けた猫ちゃんがあくびをしている。かわいい。
お店の中に入ると、猫ちゃんがもう1匹お店の椅子に座っている。
JN「あー!Aさん!これ、これだよこれ!」
ジュンさんが持ち上げたカップは2つあった。
黒いマグカップに白い猫のイラスト描かれているものと、白いマグカップに黒い猫のイラストが描かれているもの。
確か、ジュンさんの家にあったのは白地に黒猫だったかな。
マグカップの猫を見つめるジュンさん、あなたがいちばんかわいいです。
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iuwfpd(プロフ) - 肉豆腐さん» 教えてくださりありがとうございます! (1月14日 17時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - おぬたん日記さん» コメントありがとうございます!私もおぬたん日記様の作品読ませていただきましたがきゅんきゅんしながら読んでいました!笑 こちらこそ応援しております! (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - レイさん» 事後報告になりましたが昨日Xはじめてみました!よろしければ @29_10fu で出てくるかと思いますので是非…! (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - iuwfpdさん» 先日始めました! 他作品の最後のページから飛べるようにしているのですがIDは @29_10fu です! (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
iuwfpd(プロフ) - 初めまして!いつも作品を読んでにまにまさせていただいてます´▽`作者様はTwitterやってますか?教えていただきたいです。よろしくお願いします-_- (1月13日 20時) (レス) @page46 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:肉豆腐 | 作成日時:2023年12月24日 23時