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JH「お疲れ」
『お疲れ様です』
JH「梅酒のソーダ割りとたこわさと枝豆ください」
カウンターに隣同士で座って慣れたようにいつも頼んでいたものを注文して、すぐに来た梅ソーダと私が先に飲んでいたレモンサワーのグラスで乾杯をした。
JH「はぁ、久しぶりに飲んだ」
『はは、お疲れ様です。あ、だし巻き玉子お願いします』
たこわさと枝豆が来て、お互いにお酒を飲んだ状態で
JH「…あの時、本当に申し訳ないと思ってる。ごめん」
『もう過ぎたことですし。時効です、時効』
JH「あっちにいる時も、お前のこと忘れた時なんて無いよ」
自嘲気味に、綺麗すぎるくらいな微笑みをこちらに向けて笑った。
…忘れたことが無いくらいなら、なんで別れることにしたの。
『…結婚するんだと、思ってました。
仕事終わったあとに一緒にご飯を食べて、一緒に片付けて、アイスを食べて。
私が残業してる時はオッパがご飯も用意して、お風呂湧いてるよって出迎えてくれて。
オッパが遅い時にはどういうのがいいかなってご飯も作って、いつ帰ってくるのかなって待ってる時間が好きだった』
1度口から出てしまった言葉は戻らない。
ジョンハンさんではなく、今だけは 昔のハニオッパだった。
私が全て吐き出すような意地が悪い話も、うん うんとあの頃と変わらないような笑い方で肯定する。
私が好きだった頃のハニオッパなんだ。
JH「気持ちが冷めてた、とか言ったら嘘になる。
いつ海外赴任が終わるかも分からないし、…韓国とアメリカは遠すぎて、毎日電話もできないし 顔だってみれない。
結婚する気はあったし、すぐにでもしたかったけど…Aを韓国において行っても 期間が分からないまま1人には出来ないし。アメリカについて来てくれなんて…言えなかった」
辛うじて形を保っていたグラスの中の溶けかけた氷が音を立てて崩れた。
それと同時に、彼から聞くことのなかった弱音がぽつりぽつりと出てきた。
JH「馬鹿だなぁ、俺。
素直に言えばよかったのにさ。オッパで、大人ぶりたかったんだよ。余裕でいたかったんだ」
＿＿＿「今日遅いし、あそこで飲んで帰るか」
＿『あそこって？』
＿＿＿「たこわさが美味しいとこ」
月末が近い金曜日になると訪れることが多かった居酒屋。
彼が大好きだったたこわさは箸が付けられる事がなく、そのままの姿を保っている。
JH「そのまま、話してればよかったな」
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iuwfpd(プロフ) - 肉豆腐さん» 教えてくださりありがとうございます！ (1月14日 17時) (
レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - おぬたん日記さん» コメントありがとうございます！私もおぬたん日記様の作品読ませていただきましたがきゅんきゅんしながら読んでいました！笑 こちらこそ応援しております！ (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - レイさん» 事後報告になりましたが昨日Xはじめてみました！よろしければ @29_10fu で出てくるかと思いますので是非…！ (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - iuwfpdさん» 先日始めました！ 他作品の最後のページから飛べるようにしているのですがIDは @29_10fu です！ (1月13日 21時) (レス) id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
iuwfpd(プロフ) - 初めまして！いつも作品を読んでにまにまさせていただいてます´▽`作者様はTwitterやってますか？教えていただきたいです。よろしくお願いします-_- (1月13日 20時) (レス) @page46 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肉豆腐
| 作成日時：2023年12月24日 23時
