夜猫の幸せ ページ43
・夜久side
俺はいつからAのことを好きだったか
…分かんないけどずっと好きだった
バレーと向き合う姿も、努力し続けるのも、たまに《俺》に向けてくれる笑顔も好きだった
夜「Aはさ、誰かと付き合ったりしねぇの?」
『んー?バレーに集中したいし…私と付き合ってくれる人なんか居ないよ。それに私には衛輔がいればいいから』
…なら、俺でいいじゃん
高校になって。Aは変わって
『衛輔〜!!!!愛してるよー!!!!!』
夜「な!?」
好きな気持ちは変わらない。でもその唐突に向けられる好意に戸惑った
だけど、行動せずに消えていかれるのは。気づかないうちに隣にいないのは、もう嫌だから
『衛輔のご飯食べたーーーーーい…』
夜「はは、ほんとお前は可愛いな」
『!?!!?衛輔急にそういうこと言うのいけないと思います!!!!照れる!!!』
夜「んー?事実言っただけだ」
『うわぁ…なんかイケメンなこと言ってる……代表決定戦前で緊張してる?』
夜「はは、それもあるかもな!」
『…大丈夫だよ、衛輔なら…みんななら。私はみんなの頑張り、全部知ってる。私の中のNo.1リベロは衛輔だしね』
夜「!…そりゃ自信つくわ」
『ま、中学の私の方が上手いけど〜!!!!』
夜「んだと!?」
『あはは!!』
…俺に幸せになって欲しいってお前は言うけど、俺は…俺にとっての幸せは。お前が俺の隣にいることだ
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作者名:犬猫 | 作成日時:2020年8月6日 17時