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黒猫の片思い ページ42

・黒尾side




黒「片付けろよ〜」



「「「「うぃーっす」」」」



夜「Aそれ重いだろ、持つ」



『!別にこれくらい大丈夫だよ?』



夜「お前女なんだから無理すんな」



『衛輔より私の方がパワーあるけどね!!』



夜「うるせぇ!!!」



『あっははwwwwww衛輔は可愛いな〜♡♡』



海「戻ったね」



黒「おーおー…つか前より良い感じじゃん。夜久も優しーしAも度を超えてねぇし」



海「黒尾はいいの?…ずっと見てきてるじゃん」



黒「…」



研「クロは根性無しだから」



黒「うるっさいですぅー!!!!!」



わぁってるよ、そんなこと






中学の大会で一目惚れした



素直にキレイな子だって、仲良くなりてぇって思った



でもバレーすげぇ上手かったし強豪校に進むんだろうからすぐに諦めた



入学して、自分のクラスに入った時。ビビった



一番端の席に座る明らかに目立ってるそいつは、俺が一目惚れした奴だった



『……?私、何かついてる??男子の席、こっちじゃないよ。名簿前』



黒「!わ、悪い。サンキュ」



『うん』



クールで俺好みの黒髪ロング。すげぇ可愛い



絶対落とすって決めた



でも



『衛輔!!!!なんでクラス離れたのおおおお!?無理!!やってけない!!!!!!』



夜「………頑張れ」



『嫌だよぉぉぉぉ!!!!あ、今日部活見学行くよね!!迎えに来てね!?』



夜「ハイハイ…てかお前悪目立ちしてるぞ?」



『なぬっ!?』



一瞬にしてイメージが壊された



で、あ。無理だ。って思った



付き合ってる奴いるならもう完敗



でもそいつらは距離近すぎんのに付き合ってねぇとか言うし。何なんだよそれ



はやくくっつけよ、頼むから



…俺に勝ち目ねぇのなんか分かってんだから



絶対Aも好きなんだろ、知ってる



…そう思って3年間グズグズして来た



なのに






『ん?ただの大好きな幼馴染』ニコッ



黒「…ほんとにそれだけか?」



『それ以外に何があるの?』



黒「……はぁぁああああ…んならもっとはやくからアピっとけば良かった…んだよお前紛らわしい事するなよ…」



いける



Aが夜久のこと好きじゃねぇなら、いける



…でもなんか、おかしいよな



黒「……あの二人が笑って並んでるトコも見てたいわけですよ」



研「…めんどくさ」ボソッ



黒「聞こえてるからな研磨!!!!」



…あぁ、はやくくっついてくんねぇかな

夜猫の幸せ→←仲直り??



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作者名:犬猫 | 作成日時:2020年8月6日 17時

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