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クソ野郎 ページ44

side 松葉

春告「…此で五回目か。
駄目だな,全く効かん。

どんどんつまらなくなっていくな…

何だ他に芸は無いのか?

嗚呼息がもう続かないのか?
汗が凄いぞ,大丈夫か?」


何度やっても分解される毒…。


此奴…五年前の何十倍も強くなっている。

悉く,毒が効いていない…。

耐性が着く迄の速さが格段に上がっている…。


僕の息も,段々続かなく成っていると言うのに…。


春告「真似事だが…どうだ?新技なんだ。
肺胞が壊死していて辛いだろう?」


そう言って奴は扇を口元に寄せ僕を嘲笑う。



僕は,そんな奴を睨み付け

攻撃をまた,仕掛けようとしたが,


春告「嗚呼…そうだ…。
お前,Aとか言う娘を知っているか?」

突然に妹の名を出され,思わず足を止める。


松葉「ッ…!!」


何故,此処であの子が出てくるんだ…

動揺を抑え込む僕を見て

鬼はまた不気味に微笑んだ。


春告「今は此岸の呼吸とやらをつかう柱候補だと聞いた
俺は,存外其の娘に興味がある)ニコッ」



えっと…春告だったっけ…

…まぁ鬼の名前なんてどうでもいいよ

一体何を考えているんだよ,この糞野郎。



春告「四年前,喰らい損ねてなぁ…気がかりなんだ,
其れが今は女子なのに,猗窩座を倒す位の強者と来た」


…清竹の顔で,放つ此奴の言葉が気に食わない。


松葉「…僕の妹に何する心算なの」


春告「…ふむ,…そう来たか…
強い様だから鬼にするも,戦うも一興だろう。
だが…一番乙なのは,弄び喰らう事だろうか…?」


松葉「ッ”……!!!!!!)ブチッ」


ふつふつと,僕の腹の中から怒りが込み上げてくる。

一気に沸点に達した其れに身体が動く,

僕は,柄を握る手に此以上ない程の力が籠る。

松葉「お前は,僕の大切な妹迄もを奪うのかッ!!!!」


春告「!…フハハッw」

僕自身も信じられない程荒らげた声。

其れに鬼は驚いた顔をするとまた笑う。



春告「其所迄取り乱すとは思わなかった。
益々,楽しみになって来た」


松葉「彼岸の呼吸 肆ノ型 悶絶躄地」

鬼がそう言い終えるのを待たず,

僕は連撃を繰り出した

―――――――――――――
―――――

”僕が,必ずお前を守ってみせるからね。
大丈夫,大丈夫。そんな顔しないで…
兄さんはとっても強いんだから。”

そう誓った筈なのにッッ

松葉「ハァ…ハァ…」

僕は,矢張り弱かった。

不滅の覚悟→←上弦の零 春告



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作者名:あいぞめ | 作成日時:2020年2月26日 0時

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