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秘策教示 ページ18

side 松葉

松葉「遮那,鬼武丸。Aを頼むよ」

鴉(嗣遠)「ウン,分カッテイルヨ。」

鴉(継語)「心得タ」

Aの命に別状は無いが,

一刻経っても僕の怒りは一向に収まらない。

感情を制御出来なくなりそうになったのはなったのは,
一体何時ぶりの事だろうか…。

松葉「……)スタスタ」

落ち着いて,大丈夫だよ。

母さん,清竹,僕を落ち着かせて。

荒む心を落ち着けるべく僕は仏壇に手を合わせた。


感情の制御が出来ないのは未熟者。
其れを今迄教えていたのは,他でもない僕だろう…。

未熟者。…未熟者だ)ピキッ

松葉「ふーーー。ふううう」


「…あの,松葉兄さん。手当…ありがとうございます。」

松葉「おや,もう起きていて大丈夫なのかい?」

「はい,支障はないです。」

松葉「そう。」

「あ,…その…えっと…」

松葉「A,こっちへ)チョイチョイ」

手招きをして部屋の中に招き,向かいに座らせる

「あの…あの,私。
兄さんに話したい事が沢山あって来たんです)モジモジ」

自分の気持ちを伝える彼女の成長した姿は,

親心か,兄心か…
とても微笑ましく,思いもよらず頬が緩んだ。

松葉「…御前は随分成長したね…
自分の気持ちを素直に言える様になった…
………いい兆しだ。
矢張り,良い頃合いなのかもしれないね。」

「?」

松葉「僕の弟,清竹を殺して身体を乗っ取った仇。
其の鬼の殺し方について,話しておくよ」

最低で身勝手なお兄ちゃんでごめんね。

だけど,御前に想いを託す事を許して欲しい。

--------------

古都路 鬼武丸→松葉の鎹代理。元清竹の鎹鴉。

荒々しく強そうな名に合わずおっとりとした性格の鴉。
元々性格は松葉に似てる。
菊花結びの白い紐細工を首につけてる。
記憶力が鎹鴉界一。
いつも沢山寝る。其れでも眠い時はお昼寝する。
↪(おさらい)
古都路 遮那→Aの鎹鴉。元松葉の鎹鴉。
Aの監視役として付けられていた
当初は敵意剥き出しだったが,今はぞっこんぞっこん。
Aに間接的でも嗣遠兄弟を忘れて欲しくなくて,
清竹の真似を全力でしていた。
世話焼きで,冨岡の鎹鴉の世話を焼く。
飛ぶ速さ鎹鴉界一。


大正コソコソ噂話

松葉さんは知り合いにAを預けた後に,
何が起こったのかを知ったのは,
Aさんが冨岡さんに買われ保護された後の事。

信頼出来る知り合いだったが為に,
こんな事になるとは思っては居らず,
松葉さんはずっと後悔して居ました。

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作者名:あいぞめ | 作成日時:2020年2月26日 0時

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