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閑話_phone(キメツ学園) ページ43

side 錆兎

Aの家で国語を習っていた。

国語のテスト(平均89点)で

29点を叩き出した為

俺は左近次さんにこっ酷く叱られたからだ。

国語が苦手な俺はテスト返却後

Aに勉強を教わりに来ている。

Aは頭が良く,

特に国語と社会で不動の学年1位なのだ。

今日も教わりに家を訪ね。

課題が一段落し少し休憩していた時の事だ。

課題を濡らさないように
テレビの前のソファに座り
お茶を啜っていたら
机上に残されたAのスマホがバイブした

着信音(紅蓮華)〜♪

錆兎「Aー電話だぞー」

本当に其の曲好きなんだなぁと思いながら

部屋に戻ってきたAに端末を手渡した。

「…もしもし」

「何でしょう」

「…白のフリルです」

「同じ」

「…切る)ピッ」

錆兎「誰からだ?」

「知らない男の人」

錆兎「前にも言っただろう!
詐欺や宗教は相手にせず切れと!」

「否,そういうのじゃなくて…
上下の下着の事を聞かれた。
電話調査アンケートの類…?変わっている…。」

錆兎「バブシッ」

隣に腰を下ろしたAの通話を

何気なしに聞いていたら存外違和感を感じた為

何の話をしているんだと思わず聞くと,

その答えに思わず飲んでいたお茶を吹き出した。


錆兎「バッッカか御前は!!其奴は唯の変態野郎だ!!
馬鹿正直に答えたり相手にするな!!」

「…錆兎くんほらタオル。」

錆兎「ありがとう!!
だが次掛かって来たら俺に言え!!(クワッ
そんな電話二度と掛けて来れない様にする!!」

「分かった」

驚いたAから渡されたタオルで顔を拭いながら

思わず怒鳴ってしまったが,

本人は理解した様子で頷いたので今日は事を収めた

義勇や左近次さんに相談しとこう。



後日

帰りの時間が偶あった為歩いていると

電話が掛かってきた。

「…)クイクイ」

錆兎「如何した?」

「今日は白地の花柄。」

Aはそれに出ると
俺の学ランの袖を引っ張って一言そう言った。

錆兎「下着の色を俺に言えって意味じゃない!!
結局知られてどうするんだ!!!」

想定してヒートアップし腹底から声を上げた。

近所の人に注意された。


___後日談____

錆兎くんの腹底からの怒声に

変態野郎は耳を痛めた。

又数日後再度掛けた時に
偶Aの隣に居た冨岡による
遠回しの脅迫により
二度と電話をかけて来なくなった。

錆兎「ガミガミ)」

冨岡「ツラツラ)」

「…(義勇さんがよく喋るなぁ…)」

Aは両者から2時間程お説教された。

遊郭潜入大作戦→←間を繋ぎ止める鴉



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作者名:あいぞめ | 作成日時:2019年12月19日 23時

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