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兄の心妹知らず ページ40

side ?

?「君が殺した人数分
臓器を潰したり,
骨や筋肉を摘出したり,
脳に薬を直接打ち込んだり…ね?

全ての痛みや苦しみを耐えたら
君の罪は許されるだろう。

あぁ僕こう見えて医者なんだ。
安心して,一緒に頑張ろうね!」

鬼「〜〜!!死ね!!狂人!!」

?「彼岸の呼吸 弐ノ型 雲集霧散」

鬼「何?…き,られた?(…僕,死ぬの?)
やだ!死にたくない!!怖いよ,助けて!!」

"あに,じゃ……
共に,帰れず…す,まな…い
ま,た…離れ,ばな,れだな…"


?「ギリッ)」

鴉(?)「…顔クズレテルヨ」

?「おっと…そうだね。いけないね。
今はそんな事よりあの子の手当だ。」


糸を斬り力無く眠る妹の身体を抱える。

本当なら僕と二人で対処する筈だったのに…

凄いね,A。

此処に来る迄一体も鬼が居なかった。

頑張ったんだね。

鴉(継語)「主殿,A様ハ…」

?「大丈夫,解毒剤は終わった。
お前は,近くに居る隊士を連れて来て。
この子を水柱…冨岡くんだったかな?
その子の所へ運んで置いて欲しいんだ。」

鴉(継語)「承知シタ)バサッ」

見た目より深く切れてるね…
傷が塞がる迄は絶対安静かな。

…肉体疲労が酷いね。

一般的に痛覚のある人間なら
叫び出すほど痛いに違いないだろう。

僕はこの子と一緒にいる資格はない。

そんなの許されないくらい,
無責任で酷い事をしてしまったのに…。

"それなら,君はAの傍へ居てあげるべきだ
事情は報告でしか知らない。
だけど,私は今の君を知っているよ"

御館様は,一緒に居るべきだと仰った。

今回突然言い渡された此任務も

話す切っ掛けを与えようとしてくれたのだろう

でも,

僕は…。

?「血鬼術 泡沫の子守唄」

解けかけていた術を再度施す。

シャボンのような泡沫が,

記憶の断片を包み溶けていく。

記憶を"隠す"二度目の光景。

?「…ごめんね。A」

近付いてくる気配を感じ乍

そう言い残して物陰に隠れた。


side 炭治郎

鴉(継語)「ココダ!!ココダ!!」

「……。」

炭治郎「A!?」

鴉(継語)「先刻ノ任務デ怪我ヲナサレテナ,
疲労故ネムラレテシマッタノダ,大事ハナイ。」

任務を終えさて野宿だと言った時,

現れたAの鴉に案内され。


鴉(継語)「案内ハスル,
悪イガ義勇サマノ屋敷迄アネジャヲ運ンデクレ」

炭治郎「嗚呼,分かった。」

俺は,Aを抱えて冨岡さんの屋敷へ向った。

茶の一杯。→←蜘蛛の巣に吊される



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作者名:あいぞめ | 作成日時:2019年12月19日 23時

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