煉獄家 ページ31
上手く蝶屋敷を抜け出し，
案内されたのは大きい御屋敷。
煉獄｢着いたぞ此処だ!!おーい千寿郎!!｣
千寿郎｢兄上!!と其方の方達は…｣
……凄く似てる。瓜二つ。凄い。
煉獄｢嗚呼！手紙で話s｣
槇寿郎｢誰だ其奴等は!!!｣
｢…元炎柱殿。｣
煉獄｢父上，客人の前だどうか…｣
槇寿郎｢杏寿郎，聞いたぞ!!!
死にかけたらしいな!!!
大した才能も無いのに剣士などなるからだ!!
だから死にかける!!!
下らない……御前は愚かな息子だ杏寿郎!!!」
煉獄｢ｯ…｣
｢…｣
炭治郎｢…｣
槇寿郎｢人間の能力は，
生まれた時から決まっている!!
才能のあるものは極一部。後は有象無象。
なんの価値もない塵芥だ！！！
杏寿郎，御前もそうだ!!大した才能は無かった!!
死にかけるに決まってるだろう!!!｣
炭治郎｢本当に…
一歩違えたら死んでいたかもしれないんですよ｣
｢………｣
怒った眼が，炭治郎に向けられた途端
煉獄(父)さんは酒瓶を落とした。
硝子瓶の割れる音が響く。
槇寿郎｢……お前…そうかお前…
"日の呼吸"の使い手だな？そうだろう！！」
炭治郎｢！？日の呼吸？何のことですか？」
｢ﾊﾞｼｨ)弟弟子に触らないで下さい。｣
炭治郎｢A(庇ってくれたのか…!)！？｣
戸惑う炭治郎に真っ直ぐ伸ばされた手に，
驚いた私は思わずそう言って払い除けて仕舞った。
煉獄｢父上!!!此2人は俺の命の恩人です!!
どうか!!!乱暴は止していただきたい!!!」
炎柱さんが間に立ち煉獄(父)は押し黙った。
炭治郎｢さっきから一体何なんだあんたは！
命を張った我が子を侮辱して！」
槇寿郎｢お前は本当は！
俺達の事を馬鹿にしているだろう!」
炭治郎｢如何してそうなるんだ!
何を言ってるのかが分からない!!言いがかりだ!!｣
槇寿郎｢…日の呼吸は，あれは，始まりの呼吸!!!
1番初めに生まれた呼吸!!!
最強の御業！
日の呼吸の使い手だからって調子に乗るなよ」
炭治郎｢乗れる訳ないだろうが!!!
今俺が自分の弱さに
どれだけ打ちのめされたと思うんだ糞爺！！
煉獄さんとAに守られて！！
何も出来なくてッ！！
そんなに凄い呼吸なら！
何故2人を守れなかったんだ！」
ゴッｯｯ!!!
痛い音が響く。
炭治郎はこれでもかと
渾身の頭突きを披露した。
気持ちは分かるが
真逆本当にするとは思わなかった。
煉獄｢溝口少年!!｣
千寿郎｢父上ｯ!!!｣
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作者名：あいぞめ | 作成日時：2019年12月19日 23時
