脱走のお誘い ページ30
あれから数日後，
隊服に袖を通した。
回復訓練も，鍛錬も，
難なくこなせる程回復した。
胡蝶｢はい，あーん｣
｢あーん｣
胡蝶｢うん，顎ももう問題は無さそうですね｣
｢ｺｸﾘ)｣
胡蝶｢脚の方は念の為に，
後数日様子をみましょうね｣
｢…はい，失礼しま胡蝶｢ちょっと待ってください｣
胡蝶｢貴方の両手の自傷痕の理由をお聞きしても？｣
｢…｣
胡蝶｢誰にも言いませんよ。｣
｢…私も稀血だから風柱さんみたいに，
鬼を誘き寄せて斬った方が，
効率が良いのかなって。試してみた。｣
胡蝶｢如何だったんですか？｣
｢…私の血。
鬼だけじゃなくて，人も酔うから…
人を守り乍の動作が難しくて。｣
胡蝶｢…細かなゴミや細菌が入ったりすると，
危ないのでちゃんと止血以外にもして下さいね｣
｢…その…蟲柱さん…
ありが…とうござ…います)ﾍﾟｺｯ｣
胡蝶｢色々検査して疲れたでしょう。
今日はゆっくり休んで下さいね。｣
｢ｺｸﾘ)｣
手当てをしてくれた蟲柱さんに
礼を言って退室し，
私は薬を飲む為に部屋に戻った。
のだが…
炭治郎｢あっ！良かった！A居た!!｣
煉獄｢おっ！いたな継語少女!!!｣
何故か…炭治郎と炎柱さんが居る。
隊服姿…最低後1週間は絶対安静では…。
｢何用で…。｣
煉獄｢ガッ)千寿郎に会いたい!!
君に抜け出すのを手伝って欲しい!!!
一緒に病室を抜け出してくれ!!!)ｸﾜｯ｣
炭治郎｢俺からも頼むA!!!｣
｢…｣
顔を合わせた途端に両肩を掴まれた。
握力強…厄介な人達に捕まった。
煉獄｢頼む!!継語少女にしか頼めない!!!｣
炭治郎｢お願いだ!!)曇り無き眼｣
煉獄｢？？｣
その顔やめろ…。断りずらい。
｢…分かった)ｶｷｶｷ｣
幸い万年筆と紙は常備している
後がもっと面倒だ。書き置き残しとこう。
煉獄｢ﾊﾟｧｧｧｧｯ)感謝する!!継語少女!!
否早何度か抜け出そうとしたんだが
この屋敷の娘達に見つかってしまってな!!!｣
炭治郎｢良かったですね！煉獄さん！｣
煉獄｢嗚呼!!｣
｢…何処へ｣
煉獄｢俺の家だ!!案内しよう!!
弟に文を送って居たのだが，
君達に会いたい言っていてな!｣
…あの見送りに来てた，
気弱そうな色の少年の事？。
礼を言われる程の事はしていないのに…。
煉獄｢では！行くぞ!!!)ｺｿｺｿ｣
炭治郎｢おー!ｺｿｺｿ)｣
｢…)ﾃﾁﾃﾁ｣
多分蟲柱さんに怒られるんだろうな…。
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大正コソコソ噂話
煉獄さんと炭治郎は
何回も脱走に失敗していました。
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作者名：あいぞめ | 作成日時：2019年12月19日 23時
