喧し豚と言われたい 【宮侑】

33 俺と角名の問題 ページ33

・侑side



やっぱり確かめへんと気がすまん



「角名ー！！」



「え…なに？」




角名の教室まで来てしまった
これもこれもあいつのせいや！



「聞きたいことあんねん」


「珍しくない？治じゃなくて俺？」


「サムになんて用はないわ」


「あ？聞こえたで、ツム」


「あぁ？ やから用はないって言ってんねん」


「そーですかそーですか」


「ムカつくなー！！」



サムにムカつく心を抑えながら角名に聞く



「あいつのこと好きなん？」


「あいつ？」


「A」


「…っ、」




Aの名前を行った瞬間
角名の顔はみるみる曇っていった


怪しいわ…



「ツム、なんなん急に」


「入ってくんなや、これは俺と角名の問題や」


「お友達として聞いてあげてるんですー」


「あぁ？」



サムと言い合いになってしまう
なんやろ、サムは角名の味方なん？



「ちょっとちょっと、教室で喧嘩しないで…
侑、2人で話そう」


「おう」


「…ツムに気いつけやー、」


「なんで俺なん！？」




角名が言い合いを止めてくれた
この場にいると喧嘩がますますヒートアップするやろうな

離れて正解やったわ




・

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