喧し豚と言われたい 【宮侑】

22 頭に浮かぶのは ページ22

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倉庫から出ると広い広い体育館があり
空気が冷たい


さっきまで熱を帯びていた頬や耳は次第に冷める




『…だめだ、拝むだけって自分で決めたのに』




これ以上いくと理性が抑えられないかも
【好き】なんて言葉を頭に浮かべてしまう


だめだめ





「Aさん、」


『お、角名くん』


「なんか面白い顔してるけどどうかした？」




1人で考えていると片付けを終えた角名くんに話しかけられた



『別になにも面白いことは無かったよ？』


「そうかな？」



ニヤニヤしながら私の顔を見る




『なにさ！』


「いやー？」




バレてないよね、




「今日も一緒に帰らない？」


『うん、いいよ！』


「じゃ校門で」



片付けも終わりもう数人しか体育館に残っていない
侑くんはどこだろうか
気になる…



『あ、』





「＿＿＿！…っ！！」


「＿＿＿？＿」





治くんと喧嘩をしている侑くん発見

ああー、後ろから北さん来てるよ




『ふふ、』



本当に見てて飽きない





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