喧し豚と言われたい 【宮侑】

18 赤く熱を帯びて ページ18

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「バイバイ〜」

「またな！」

「部活ガンバー」



放課後
皆が授業を終え、心が休まる時間
いや
むしろ興奮して心休まない



『＿♩＿＿＿♪』



鼻歌を交えながら廊下をスキップする

もうすぐバレー部がいる体育館だ



「鼻歌とはめちゃくちゃ楽しみにしてたんやな〜」


『…侑くん』



まさかまさかの体育館に入る前に侑くんと遭遇



「なんや。人の顔ジロジロ見よって」


『いや、かっこいいなと』


「…っ、はぁ？」



少し照れたと思ったらまたもやゲス顔でこちらを威嚇する



照れた顔可愛いなんて少しも思ってないから



うん






『ほら行くよ』


「それはこっちのセリフや！」



侑くんから顔を背け、見られないようにする


熱を持って赤くなった頬を




「(なんでこいつが照れてるんや！！)」




侑くんにはバレてたとかバレてなかったとか……



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