喧し豚と言われたい 【宮侑】

14 なんやねん ページ14

・侑side



なんやねん！なんやねん！なんやねん！


あいつほんま頭おかしいんとちゃう？！！



｢なんで俺はあいつにドキドキしなあかんねん！！｣


「侑うるさいで」



あいつとたまたま廊下で会ってから教室に戻るまでガンダした
熱を持つ顔を冷ますように



「どないしたん侑」


｢…銀、俺頭おかしくなってもうたわ｣


「え？」



銀島は思った
侑は元々頭がおかしいやろと



「あいつのせいや…あいつの…」


「あいつ？」


「前倉庫の裏であった女や。
あいつがAAが！ 頭から離れんのや」


「それって侑…もしかして、」



銀島は思った
侑、それは恋なのではないかと



「ああ！ムカつくわ！！」


「おいツム、うるさいで」


「侑が叫んでる〜ウケる」


「なんの用や！！」


色々考えていると俺らの教室にサムと角名が来ていた



「教科書借りようと思ってな」


「国語の教科書って銀もってる？」


「ああ、持っとるよ」


「ありがとう」



俺にではなく銀に教科書を借りに来たらしい

…そういえばなんか仲良かったよなあいつと



「角名、あいつ…AAの連絡先知っとるか？」


「えっ、知ってるけど。どうかした？」


「あいつに復讐してやるんや！」


「何言ってるんツム」


「あいつにしてやられてばっかや気に食わん」


「何があったの…まあいいけど＿＿＿はいこれ」


「おうありがとうな」



待っとけAA！！
復讐の始まりやー！！



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