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【恋愛】という感情を
影山くんはまだ知らないんだ
「Aさんのそういうところ俺は好きっすけど」
『え、？』
だから、
こんな思わせぶりの言葉だって
すぐ出てくる
無意識に期待させてくる
「バレーが好きって伝わるっす」
『ああー、そういう事ね！』
「？」
首を傾げながら
私を不思議そうに見る
慌ててる私がなんで慌てているか
知りもしないで
なんか
お返ししないと気が済まない
『…影山くんのことも好きだよ？』
「…は」
『バレーしてる影山くんはキラキラしてるから見てて面白い』
「…はぁ、？」
あれ、自分では
思わせぶりな言葉を選んで言ったつもりなのに
影山くんは頭に？を浮かべている
なんだ、
それも気づいてないの？
モヤモヤする
気づいてよ
『じゃあね、ここまでありがとう』
「はい、気をつけて」
『影山くんも！』
分かれ道
ここで影山くんとはお分かれ
少し歩いた後振り返って影山くんの姿を見る
『…こっち見てるし』
分かれをしたあの道でまだ影山くんは
動かずこちらを見ている
手を振ると
お辞儀をして今度こそ家の方向へ歩いていった
『ふふっ、可愛い』
可愛い後輩
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nagisa06(プロフ) - 及川さんからの影山読ませてもらってます！すごく好きです！更新頑張ってください！楽しみにしてます☺️ (4月14日 20時) (
レス) @page16 id: ed0384750b (このIDを非表示/違反報告)
みきお - みきお (3月26日 15時) (レス) @page1 id: 7764ec0610 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶏皮大好き | 作成日時：2024年3月21日 23時
