バレてますよ及川先輩【HQ】

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「＿＿＿が、」



「＿＿え＿＿＿＿＿」




話し声が聞こえる
そう、体育館を先に出たものの
及川先輩の様子が気になって
少し待ち伏せしていた



そこへ、岩泉先輩と話す及川先輩の姿が見えた

邪魔をしないように
隠れながら耳を澄ます






「＿＿＿お前は俺の自慢の相棒で、超スゲェセッターだ」







岩泉先輩の声がやけに鮮明に聞こえてくる






「この先チームが変わってもそれは変わんねぇ

＿＿＿でも戦う時は倒す」




「…望むところだね」






そう言うと2人は拳をぶつけあった






『この先…』





私には考えられない"この先"を2人は追っていて
未来に進んでいる





未来って言うか夢って言うか












「＿＿＿＿＿っじ」




「＿＿あ？＿＿＿＿」









少し目を離すとまた2人は口喧嘩をしていて
いつもの及川先輩と岩泉先輩だ






『…はぁ』





帰ろう。











そう思った矢先








「…くっくっく〜。Aちゃんみっけ！」




『え、』






完璧に隠れていたと思ったのに
見つかってしまった





茂みに隠れていた私を指さし、
こちらに向かってくる及川先輩






しかも、岩泉先輩はいないし…






『い、岩泉先輩は…？』



「先帰ってもらった！」



『えっと、』



「もー。Aちゃんとまだ話したいこと沢山あるのに！先帰っちゃうなんて！」






及川先輩は少し怒り気味で
拗ねるようにこちらを見る





『いや、だって。おふたりの仲を見届けようと…』






「はぁ…Aちゃんらしいね！



＿＿＿＿少し話さない？」







手を取られ
連れていかれる




私の意見なんか聞かずに
強引に






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