バレてますよ及川先輩【HQ】

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あの文化祭事件から数日
文化祭が終わると
朝練も開始され
話すタイミングなんていっぱいあったはず


でも、
目が合わせられない

これだとバレてしまう
彼が好きだと




『…はぁ』




そして、最近睡眠不足だ



「A先輩、どうかしました？」


『ううん、なんでもない』



国見くんにも心配されてしまった



「いやなんでもなくないですよね…及川さんですか？」


『なっ、』



やばい、国見くんにバレてる？



「その反応やっぱり…はぁはやく付き合えばいいじゃないですか」


『付き合う？そんな馬鹿な付き合わないよ』


「え？じゃあどうするんです？」


『どうするか…』



付き合うとか別に考えていない
及川先輩だって忙しいし
バレーの事で精一杯だろう


邪魔したくない




「A先輩無理しないでください」



落ち込んでいる私に
励ましの言葉をくれる国見くん
国見くんらしい







＿＿＿＿



「なにあれ…」


「あら〜及川くん嫉妬ですかー？」


「嫉妬…かも」


「珍しいな」



「だって、昨日も一昨日もそのまた昨日も話してない！！」




及川は悩んでいた
文化祭が終わった日からAと目が合わない
話しかけられないからだ。



「お前がなにかしたんだろ」


「岩ちゃん…」



岩泉の的確なアドバイスも届かず









国見に嫉妬する及川の図の完成だ





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