バレてますよ及川先輩【HQ】

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『後で、皆さんのクラスも行きますね』


「はーい待ってるよ！」


「おう！」


「是非来てね〜」


「き、来て欲しくねえな…」



花巻先輩は来て欲しくなさそう

そして
お別れを言うと
手をそれぞれ振る先輩達
及川先輩に関しては全力で手を振って岩泉先輩にぶつけていた

あ、殴られてる…




「やっぱり…及川先輩顔整ってるわ〜」


『やっぱり？』



先輩達がいなくなってから友達がそう言った



「ほら、噂で聞いてたから。かっこいい先輩がいるって」


『確かに顔は整ってるけど…』



顔は整ってるけど、
何にも努力しすぎるし
バレー馬鹿だし
性格はねじ曲がってるし



『はは、』



我ながら及川先輩に酷い言いようだなと思った



「何笑っての？」



私が急に笑うものだから友達は困惑していた

＊ ＊ ＊



『やっと終わったー』



受付の仕事を交代し、私の仕事は今日はもう無い



「早く回りに行こ！！」


『そだね！』



友達と回りにいく

まずは、3年生から





「お、らっしゃい」


『い、岩泉先輩？』





最初に来たクラスは岩泉先輩のクラス
そこには
焼きそばを作る岩泉先輩の姿が




『美味しそう…』


「美味いぞ、食べてけえ！」


『はい！』



あまりにも様になっていたので、気づかなかった
危ない危ない



次のクラスは




「あー！Aちゃんだ」


『来ちゃいました』


「いいよ〜撮る？」



松川先輩のクラスだ

そこでは、"フォト"と大きく書かれた看板があり
どうやら写真を撮るスポットらしい


ちなみに、松川さんとのツーショも撮れると…


記念に撮ってもらった



『やったー』


「大切にしなね｣



写真を頂き、大切にしまう
思い出の写真になりそう



次のクラスは



「やっほー！Aちゃん」



及川先輩のクラス



『相変わらずですね…』



あまり来たくなかったクラス…
普段の及川先輩をこのクラスメイトは
毎日見て話していると思うと

少し嫌




「はい、どうぞ〜」



食事をメイド服で運んでくれた及川先輩
メニューの中にはあの言葉を言ってくれるとかで…




『やってくれないんですか？』



「ヴッ！ はぁ仕方ない……萌え萌えキュン＿＿＿っ！」





カシャ




これは売れる

言葉を言う時少し声が小さかったのは恥ずかしかったからなのかな？



「あー！撮ったでしょ！！」


『家宝にします』


「まったくもー。ホーム画にしなさい！」



可愛い姿の及川先輩



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