鉄仮面な彼との共同生活 【4】

・朝起きたら、？？？？ ページ7

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25日 AM2:00








ピピピッ ピピピッ





『ん、、。』









まだ外は真っ暗で肌寒い中、



アラームの音で薄ら目が覚めた









今日はクリスマス





今頃、この時間はサンタさんが



世界中の子供たちにプレゼントを枕元に置きに



空を駆け回っているであろう









大人にはサンタさんはやってこない



けれど、




サプライズで



音羽尚専属のサンタになることを思いついたのだ










寝起きの私は何処かふわふわさせながら




ベッドから起き上がって




事前に買っておいたプレゼントを手にして




自分の部屋を出た










廊下から尚の部屋にかけては




音を立てないように抜き足差し足忍び足で歩いた










部屋の扉の前までやってくると、




そーっと少し開けて、




まずは隙間から部屋の中を確認する





ベッドでスヤスヤと眠っている尚を目視で確認！










ここまで慎重に動いていたが、




ふと冷たい隙間風が吹くと




あまりの寒さに身体を震わせ









『うぅっ、。！？』








声が漏れるがすぐに自分の口元を押さえると




持っていたプレゼントの袋が着ている服と




擦れてガサッと音を立てる










シーンと静まり返っている中で





少しの音がとても大きく聞こえ





起きてしまうのではないかとヒヤヒヤした












「………………。」






『…………ふぅっ』









尚は音で起きることなくスヤスヤと眠っていた





その様子を見て、ほっとして息を吐く







サンタさん、大変だな……。




今更ながら尊敬してます、リスペクトです








そして枕元にプレゼントを置いた








よし、これで私の仕事は終了だっ







自分の部屋に戻ろうと背を向けたが、




また寒い思いをして戻るのもなー、と思い









『お邪魔しまーすっ(小声)』









隙間が空いていたため、


(正確に言えばベッドがデカい)



そーっと隣に入ることにした









まあ、人が入ることにより布団の中の暖かさが



増すからいいよね！





寒いより暖かい方がいいもんね！





という判断で布団の中に侵入した










寒さで眠気が覚めていたものの、





布団の中の暖かさでいつの間にか眠っていた

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