鉄仮面な彼との共同生活 【3】

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家を出て、






尚さんに着いていくと






どうやら今日は車で移動するようで





尚さんの車の助手席に乗ることになった











「どうぞ」






『お、お邪魔します、、。』









初めて尚さんが運転する車、





しかも助手席に座ると思うと





緊張する、、。











『今日って何処に行くんですか、？』






「着いてからのお楽しみです。」






『えー、？？何処だろう、？？』








車で移動するってことは





電車では行けない遠いところかな？







と考えていると、






“ 出発しますよ ” と言って車が動き出した









真っ直ぐ前を見て運転をする尚さんの





その横顔がかっこよくて





気づいたらジーッと見ていた









なんだろう、





今日はずっと尚さんの周りが





キラキラ輝いて見える











「なんですか」










ずっと見ていたことがバレていたのか、





顔は前を向けたまま声をかけられた











『いや、？



ずっと見てられるなーって思って…って、』










尚さんは隠しているつもりなんだろうか、






清々しい顔をしていたが






みるみる耳を赤くしていた









『ふふっ、笑、耳赤いですよっ！』





「言わないでもらえますか、？」










さっきと立場逆転していて、





その様子に微笑んでいると





バサッと布を上から被せられた










「目隠しです」







『なんも見えないじゃないですか！！』









透けて見えないかなと思いきや





全く前が見えず、






尚さんがどんな表情をしているのか、





どこに向かっているのかわからない状態だった











「着くまでそのままでいてください」





『えー、？』












けち！！！！！！







でもこの布から同じ柔軟剤の匂いがして





ドキドキしている私はきっと単純すぎる










そして緊張して寝れていなかったせいか、





視界が遮られ、柔軟剤の匂いで落ち着いて





気づけばぐっすり眠っていた

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