鉄仮面な彼との共同生活 【3】

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とうとうやってきたお休みの日







尚さんに言われた通り、




今日は2人でお出かけをする日であり




私の気持ちを伝える大切な日でもある








相当緊張しているようでなかなか寝付けず、




ほぼ徹夜状態









でも大切な日だから服装やメイクは




今まで以上に丁寧に、





少しでも尚さんに




可愛いと思ってもらえるように力を入れる










『自分は可愛い、自分は可愛い、よしっ！』








全て支度を終えた後、




全身が映る鏡の前で呪文のように唱える







今日は動きやすさ重視よりも




可愛さ且つ爽やか重視で




襟付きの白のカジュアルワンピースにしてみた







髪の毛はハーフアップにして、





結んでいるところにはポイントとして





黒のリボンを付けてみた










でも正直、気合い入れすぎかな？とか





尚さんの好みじゃなかったらどうしようと





時間が経てば経つほど不安が募る














『やばっ、！』









リビングに9時集合だが、9時になる30秒前









急いで部屋を飛び出して、





スタスタと廊下を急いで小走りで通る








待っている姿が廊下から見えて、






既にかっこいい…って






そんなこと思ってる場合じゃなくて！！









リビングに入ると





秒針は丁度12のところを通過した模様










『遅くなってごめんなさいっ！！』










いざ目の前で見た尚さんはかっこよすぎて、





待たせたことに申し訳なさもあったけれど





それどころじゃない、！！！










「……だ、、っ、、大丈夫です。」








私を見た尚さんは





一瞬、目を止めて言葉を失っていた










え、？？







あの尚さんが取り乱すほど




衝撃的な格好してる、？









『やっぱ着替えてきます、！！！』








やっぱりワンピースはキツイよな、




気合い入りすぎだよな、、。






第2候補であった





パンツコーデにすればよかったか








くるっと回って廊下の方に方向転換して、





部屋に戻ろうと1歩踏み出したところ、





後ろから腕を掴まれた

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