鉄仮面な彼との共同生活 【3】

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“ 好きです ”





“ Aさんのことが ”





“ 今度の休み、私に時間を頂けませんか？ ”










頭にチラつく今日のこと









告白があった後から




尚さんにどう接してきたのか







そして自分の部屋に無事に帰還できたが






どうやって帰ってきたのか






全ての記憶がぶっ飛んだ









頭の中で尚さんの声が




何度も何度もループしていて




その度に胸がキューっと苦しくなる










デートどこに行くんだろう？







まさか尚さんも私のことが好きだったなんて！







ずっと両片思いだったなんて、





自分から告白しちゃえばよ…







かった……？？？












『ああ！！！！？？？？！？』











私ってば、尚さんの告白に返事してない！？








じゃあ、尚さんは両思いなのを知らない…？











これは、緊急事態だ








早く伝えないと、




涼香さんのところにいっちゃう (？？)








次の休日はいつ！？！？











『……明後日…。』










その日は尚さんに言われた




例の日になるであろう







この日に私も想いを伝えよう












よし、その日は





私も素直になって思ったこと伝えよう







そして、





スペシャル綺麗で可愛い格好(?)にしよう







そう心に決め、







部屋の中のクローゼットを






バーッ！と開けて






ハンガーにかかる服とご対面…って









『その前に、夜ご飯作らないと！！』







と慌てて部屋から出て、






リビング、キッチンに向かう





と、、？？？












「あ、ご飯出来てますよ」








テーブルの上に料理が並べられていて、





すぐに食べれるようにセッティングされていた












『な、尚さん！



ごめんなさい、用意出来なくて！』







「無理しないでください。



怪我人なんですし。




抜糸するまでは私が全てやるので、




Aさんは休んでてください」











優男め！！！！









そういうところで





キュンってしちゃうからやめてほしい











告白されて顔を合わせることに





恥ずかしさを感じていたが、





尚さんはいつも通り接してきて、





私だけいちいち反応していることに





ちょっぴり悲しかった

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