鉄仮面な彼との共同生活 【2】

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あれから家に帰ると、


尚さんは直ぐに私をお風呂に入れた





おかげでポカポカに暖まった訳で、



次の日である今日も風邪を引くことなく



元気である






いつものように朝起きて、


身支度をパパッと済ませてから


朝食に取りかかる





いつもなら、朝食が出来上がる頃に


尚さんは起きてリビングにやってくるはずが、


今日は来る気配がない







寝坊……？？？




もしかして昨日の雨で


風邪引いちゃったかな……？






色々考えていると心配になってきて、


尚さんの部屋の前までやってきた







コンコンっ





ノックをしてみるが、反応がない






『尚さん、大丈夫ですか？』



「…………ゴホッゴホッ」






これは、、完全に、昨日のせいだ


なんなら私のせいだ！！



私が尚さんを水はねから守れなくて、


逆に守られてしまったからだ







『尚さん、入りますね！！失礼します！』




と言って部屋に入ると、


ベッドから落ちて床で寝ている尚さんがいた






『わ！！尚さん！！大丈夫ですか！？！！』


「んんっ………Aさん、、」





いつもはキリッとした目つきも


今日はどこかとろーんっとしている






『ちょっと、失礼しますね』




おでこに手を当てると熱を感じた





「ゴホッゴホッ」



『熱いですね……。


ちょっと体温計持ってきます！』





リビングに置いてある救急箱から


体温計を持って、


尚さんの元に戻って体温を測ってもらう





その間に、冷やすものと薬や飲み物、


栄養補助ゼリーを用意して


もう一度部屋に戻った

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