鉄仮面な彼との共同生活 【2】

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女子会から数日後




まだ何も行動することが出来てない








『ただいま〜』



「おかえりなさい。ご飯出来てますよ」



『あ、ありがとうございます！』







今日は残業をしたため、


帰りが遅くなってしまった





事前に尚さんには連絡をしていたため、



夜ご飯を作ってくれたようで



家のドアを開けた瞬間、



美味しそうな匂いがフワッと広がった








尚さんはリビングの方から



ひょこっと顔を覗かせていて



バチッと目が合ったが、



何故か自分から逸らしてしまった








この日だけではなく、


あの女子会の日から


好きと認めてから、



尚さんと目を合わせることが出来てない








目が合うと死にそうなくらい



心臓バクバクするんだよな、、。






それと同時に、



脳裏に涼香さんのことがよぎってしまう






荷物を自分の部屋に置いて、



手を洗いに洗面所に行った






手を洗っていると、



ふと目の前の鏡に映る自分の姿を



じーっと見つめていた








涼香さんはスラーっと背が高くて、



スタイルが良くて、綺麗で可愛い





それに比べてブッサイクだな、、私、、。






尚さんの隣に立つべき人は私じゃなくて、



涼香さんなんじゃ…？






だって2人ともお似合いだもんな




って、




急にネガティブ思考になってどうする！






まだ尚さんは涼香さんのことが好きだって



決まった訳じゃないんだし！！







でもな、、。




もし、涼香さんが好きだったらな、、。






この家、同棲にピッタリだし、



私邪魔者だし、出ていくしかないよな、。




置き土産的な、、？？







というようにここ数日、



情緒不安定な状態が続いている







『…………うぉっ！！びっくりした…。』





鏡の前でぼーっとしていると、



その鏡の中に尚さんが映り込んでいて



それに驚いて



1歩後ろに下がって距離を置いた

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