鉄仮面な彼との共同生活 【2】

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いや、



落ち着けるかよ！？！？






うわーっ、、


手汗で手がベトベトになってたらどうしよう、



ってか、このドキドキしてる鼓動も


手の血管の脈を通じて伝わってたら！？






恥ずかしすぎるっ、、。






きっと顔も真っ赤になっているであろう


幸いにも空は既に暗くなっていて


顔色までハッキリわかるようなことは


ないようでそこは一安心






そんなあたふたとしている中、


尚さんはいつも通り清々しい顔をしていた




くそっ、、余裕そうなの腹立つな、(謎)







この様子を見ているであろう


ストーカーさんは流石に


もう着いてこないでしょ






と思っていたが、


少し遠くの方で足音は

まだ聞こえているため

着いてきているようだった





ストーカーさんもいい加減諦めなって、泣







『尚さん、

まだ着いてきてるようですけど、

どうしますか？(小声)』




「とりあえず、

このままマンションのロビーまで

行きましょう。

警備の方もいますし、安心できるかと (小声)」






ということで、


マンションのロビーまで連れて行って


ストーカーさんの正体を暴いちゃお！大作戦






まあ、手繋いでて無言なのも


恋人っぽくないなと思われてしまうかも


と思い、話をしようと頭の中で話題を考えた








『今日、帰ったら何食べたい？』






考えたが、、


結局、いつも聞いてることを聞いた







「……和食の気分、かな？」





『 尚、和食好きだね！


あ、別に和食嫌いとかじゃないよ！？


卵焼きとかお米とか大好きだ……し？？？』






ここも合わせて


呼び捨ての方がいいよねと思い、



照れないように、いかにも慣れてます感を


出すように呼んでみたら、


握っている尚さんの手がピクっと動き、


足を止めていた





私は尚さんが足を止めていたことに気づけず、


繋いでいた手の方が


後ろの方に引っ張られたことによって


気づいて後ろに振り向き顔を覗いた








『 なーお？？？どうしたの？？？』



「………………、。」







相変わらず無表情のままだが、


いつものように私と目を合わせてくれない





目が合ったと思えば、


横にひょいっと逸らす






ん？？？



これは、、、照れてんな、、笑







『 ふふっ、笑 照れてる？？？』




「………うるっさい」





『いつも名前で呼んでるし、


何も変わらないはずなのにな、？？


ね？尚？？ 』




「わかってるくせに」

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