鉄仮面な彼との共同生活 【2】

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電車に揺られること10分


到着して電車から降りて駅を出ると


人で賑わっていた








『うわーっ、、すごい人ですね……。』





「今日は道路を封鎖して


歩行者天国にしているようですよ」







尚さんが視線を向けている先には


その内容のチラシが貼ってあった







『へぇー、出店いっぱいありますね！』



「後で寄りますか？」



『そうですね、時間あれば寄りましょ！』







そして歩き進めると


家具屋さんや雑貨屋さんが入っている


小さなショッピングモールがあったため


その中に入っていった








『買うものは、お皿とコップと、、


箸とかですかね？』





「個人的に部屋のカーテンも欲しいです」




『あ、そっか！


尚さんの部屋、使ってなかったら


窓にカーテンついてなかったですよね。


長さとかって…？？』





「事前に測ってあります」



『おお！！流石、尚さん！』






一つ一つ選ぶのに時間がかかってしまい、



外に出たのは2時間後だった







『たくさん買いましたね〜。


あ、尚さん持ちますよ？』




「いえ、大丈夫です」






大きな袋2つの中に買った食器や小物、


カーテンも入っていて、


尚さんの両手は塞がっていた







『いや〜、尚さん両手塞がってて


私だけ何も持ってないのもねぇ…？



しかも、危ないですし！持ちます！！


はんぶんこしましょう！』







立ち止まっては尚さんの方に手を伸ばした






「……では、こちらの方を。」



『はい！』






2人とも片手に袋を持って歩き始めた






『荷物もありますし、


今日はそのまま帰ります？？


お皿とかもあって危ないし…。』





「そうですね。


歩行者天国はまた次の機会に行きましょう」




『……はいっ！！！』






“ 次の機会に行きましょう ” と言いながら、



ちゃっかりまたお出かけする約束が出来た






そのことに嬉しかった私は笑顔で応えた



と同時に、


横に何かが一瞬にして通り過ぎたのが見えた

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