_ 明らかな違い _ ページ19
″始め″の最初の音だけでも空気が揺れるのを先程感知したAは、すぐさま湯呑みを掴むがカナヲに制されカナヲが、一番端の湯呑みを掴もうとする。とそれを、Aが制する。
ダダダダダダダッ!!というものすごい音と共に、開始10秒に満たないうちに勝負は着いた。
「(…ッ抜けた!!)」
コトンッ…とAはカナヲの目の前に湯呑みを置くと、ありがとうございましたと一礼する。
その場にいたもの全員が、ぽかんと呆気にとられ、当の本人はいやぁカナヲ凄かったねぇとヘラヘラしている。
「ぇ、あその、次行きます??」
先程までハキハキキビキビしていたアオイもこの有様だ。
「最後は、全身訓練です。端的に言えば鬼ごっこですね。私アオイとあちらのカナヲが相手です。」
「あっ、1人だけ?いいよ2人で。」
「「「はぁ!?」」」
炭治郎、善逸、先程までずっと黙って震えながら見ていた伊之助も身を乗り出し大声で叫んだ。
「おっおま、おま、正気か!?」
「おっ、俺に出来ねぇことをお、おまお前ができるわけがなぇぜあはっ、あははは!」
「A…む、無茶は行けないぞ!!?」
「えーでも鬼ごっこなら私得意だし」
「そーゆー問題じゃねえんだよわかるか?((((」
善逸の突っ込みを無視して、3人があたふたと見守る中、3人での鬼ごっこが開始した。
「始め!」
_____ダンッ!!
先程のように初めの合図があった途端ものすごい勢いで地面が揺れた。
一蹴りでものすごい距離をものすごい速さで移動したAは即アオイを捕まえ、カナヲには少し苦戦したものの30秒以内で捕まえた。
「…すごい、」
「…ねぇほんとに人間?」
「俺あんなのと戦おうとしてたのかよ死ぬとこだったぜ。」
初めて見るAの強さ、速さ、正確さに口をあんぐりと開けた。
3人はAの凄さに圧倒され、指揮が上がるどころか善逸、伊之助はやる気をなくしてしまった。
「A!俺に色々教えてくれ!」
「うん!何からやる?!」
唯一張り切る炭治郎を他所に、他2人はそれ以来、機能回復訓練に顔を出さなくなってしまった。
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みなさまこんにちは!!
華鈴です。
この度は長い間更新停止していましたことお詫び申し上げます。作者は今年受験生のため、更新できない日がこれからも多々続くかと思いますが、土日に一斉投稿という形にしようかなと思っていますので、これからも愛読よろしくお願いします…!!^^
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あいうえお - 桜の呼吸の一覧みたいなのが見たいです (2022年1月14日 18時) (レス) id: bf06b9f615 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - いつも楽しく見てます更新楽しみにしてます (2021年9月2日 22時) (レス) id: 11955b7dab (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - とても面白かったです! お話の続きが気になります!! これからもがんばってくださいね! (2021年8月16日 13時) (レス) id: 36ba1a22c5 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 面白かったです応援してます (2021年7月1日 21時) (レス) id: 33ff4b176d (このIDを非表示/違反報告)
華 - 華鈴様!私、初めて作品をかきたいのですが、こちらの作品を参考にかいてもよろしいでしょうか…?無理なら無理で大丈夫です!これからも応援しております! (2021年5月31日 17時) (レス) id: 13e4837824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華鈴 | 作成日時:2020年10月11日 16時