_ 綺麗な瞳の持ち主は＿。 _ ページ16
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炭治郎と話したあの日から丸3日。
左腕の骨折だけを残して、
Aの怪我はほとんど良くなった。
「じゃあ目の包帯取りますね。」
「はい」
胡蝶そっとAの包帯を外す。
目蓋から覗く瞳になほ、きよ、すみの3人が思わず声を上げた。
「目の違和感は？」
「ありませんっ！
元通り、ちゃんと見えます！｣
「わぁ〜綺麗な目ですねっ」
「目の奥で桜がキラキラしてる！」
「綺麗な桜色ですねAさんっ」
キラキラと瞳を輝かせ
ズイズイと迫ってくる3人にニコニコと微笑むA。
「でも、私よりそうやって何かに対して目を輝かせるあなた達の方が素敵だし綺麗だよ？｣
そう3人にいい気かけるとぽっと頬を紅色に染めありがとうございますー！と勢いよくAに飛びついてきた。
胡蝶がくすくすと小さく笑う。
胡蝶へと助けを求め視線を送るA。
みんなはそう言ってくれるけど、目がもっと綺麗な人たちを私は知ってる。
＿＿＿＿赫灼と翡翠と鼈甲。
早く会いたいなぁと、Aはさらに瞳をキラキラさせた。
「そうだAさん。お願いがあるのですが……｣
「お願い……ですか？｣
胡蝶が真剣にAに向き直ったのを境に、なほ、きよ、すみもピタリと動きを止め、Aにピタリとくっついた。
…え、なになになんかすごい真剣だけど…
なんか怒られる！？えっ、なんかした！？
突然のことにあたふたする心を落ち着かせ
じっっ、と胡蝶さんの綺麗な目を見据える。
「……もし、宜しければ……、
私の継子のカナヲに、会いに行ってやってください。実は、私に会う度にAさんは、Aさんはと聞いてくるんです。あの子が自分の意思を私に伝えてきたのが、初めてと言ってもいいものだったのですごく驚いてしまって、｣
どうか、カナヲをよろしくね。と言い微笑む胡蝶さんの顔は、本当に心からの笑顔だった。
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胡蝶さんから話が終わったAは部屋を出てすぐカナヲのいる場所へと向かった。お料理を作っているアオイさんに聞いたら、縁側てはないかと教えてくれたため、縁側へと向かうと、胡蝶さんと似たような、それでいて濃い桃色のような隊服のスカートが風に揺れている。
「カナヲ！｣
ハッとこちらを振り向いたカナヲはとても嬉しそうにニコニコとこちらによってきた。
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あいうえお - 桜の呼吸の一覧みたいなのが見たいです (2022年1月14日 18時) (
レス) id: bf06b9f615 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - いつも楽しく見てます更新楽しみにしてます (2021年9月2日 22時) (レス) id: 11955b7dab (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - とても面白かったです！ お話の続きが気になります！！ これからもがんばってくださいね！ (2021年8月16日 13時) (レス) id: 36ba1a22c5 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 面白かったです応援してます (2021年7月1日 21時) (レス) id: 33ff4b176d (このIDを非表示/違反報告)
華 - 華鈴様！私、初めて作品をかきたいのですが、こちらの作品を参考にかいてもよろしいでしょうか…？無理なら無理で大丈夫です！これからも応援しております！ (2021年5月31日 17時) (レス) id: 13e4837824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華鈴 | 作成日時：2020年10月11日 16時
