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_ 再会 _ ページ13

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「うーん…うんどうしたものか、」

扉の前で立ち止まり戸に手をかけようとするが引っ込めまた手をかける…を繰り返すのは炭治郎。



「A、大丈夫かなぁ」


三日前にお見舞いに来た村田さんが、Aが超屋敷で休養することになったことを教えてくれた。

…顔が見たい。
それと、伝えたいことが山ほどある。
禰豆子を助けてくれて守ってくれて味方でいてくれてありがとう。俺の事も守ってくれてありがとう。…継子にスカウトされたんだよな、おめでとう。…俺もAが柱に近づいたということは嬉しいこと。だが、

離れていって欲しくない。

そんな不安が炭治郎の中には募るばかりで。


やっぱり、今日は辞めておこうと方向転換しようとした時。


「_炭治郎?」


扉の奥から、か細いAの声が聞こえた。

「A…。入るけど、いいか?」

「ふふ、うんいいよ。」

少しいたずらっぽい笑いを含めた声でAがそう返す声が聞こえた。

久しぶりに聞いた声に、少しドキドキしながらも、部屋に入ると、布団から起きあがり髪綺麗な髪をひとつに結んだAの姿。ベッドの横にある椅子に腰掛けAの顔をのぞき込む。

産屋敷で会ったときより、顔色が良くなっているAを見て炭治郎はホッと胸をなでおろした。

「A、体調は大丈夫か?」


「うん!もう全然平気だよ!」

ケラケラと笑うAの姿を見て胸にこみあげてくるものがあった。


「なぁ、A…無理してるよな?」


「…っ!」

壊れてしまいそうで、

炭治郎の言葉にビクッと反応したAは、少しシュンとしてポツリポツリと話し出した。

「私なんにも知らなかった…、私のおばあちゃんは鬼殺隊じゃないけど剣士だった。」

「…え、?」


″ 鬼殺隊じゃない。″


その言葉に困惑する。
御館様は確か鬼殺隊の歴史に名を刻んだと、仰っていたけど、


「ど、どういうことだ…?」


「鬼殺隊には入らず、昔からお世話になってる刀鍛冶に作ってもらった刀で、鬼を毎夜毎夜狩っていたんだって。それを、たまたま当時の柱の方が見て、その剣技のすばらしさに感動したらしい。でも…」


なんて伝えれば良いのか分からないという表情で訴えてくる。


その少し震える小さな手をそっと握り、大丈夫だと頷くと、Aもコクリと頷き返した。



「私のおばあちゃんは…、藤の花の家紋の家にいた大勢の人と隊士を襲おうとした鬼舞辻に対峙して、…殺されたッ」

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あいうえお - 桜の呼吸の一覧みたいなのが見たいです (2022年1月14日 18時) (レス) id: bf06b9f615 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - いつも楽しく見てます更新楽しみにしてます (2021年9月2日 22時) (レス) id: 11955b7dab (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - とても面白かったです! お話の続きが気になります!! これからもがんばってくださいね! (2021年8月16日 13時) (レス) id: 36ba1a22c5 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 面白かったです応援してます (2021年7月1日 21時) (レス) id: 33ff4b176d (このIDを非表示/違反報告)
- 華鈴様!私、初めて作品をかきたいのですが、こちらの作品を参考にかいてもよろしいでしょうか…?無理なら無理で大丈夫です!これからも応援しております! (2021年5月31日 17時) (レス) id: 13e4837824 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華鈴 | 作成日時:2020年10月11日 16時

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