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彼と連絡がつかなくなって一か月がたとうとしていた。
もともとluzは連絡を頻繁にとることが好きではなく、それを知る私は自分からメッセージを送ることがなかった。
友達には、「歪んでる。」だの「遊ばれてる。」だの言われたけど、彼からくる”会いたい”は絶大なものだったから、耳を傾けようとしなかった。
が、さすがに今の状況はまずいと思う。
不安に耐えきれなくなって送ったメッセージは100件をはるかに超えていた。
それに対し、返事はおろか既読すらつかない。
なにか事故にでもあったんじゃないか、考えれば考えるほど不安は膨らんでいく。
気づけば常時ケータイをにぎりしめ、通知に即反応してしまう生活をしていた。
(…だめだ、気分転換に散歩でもしよう)
外にでてコンビニに向かう。大好きなお酒と、甘いアイスをひとつ。
家まで待てず、袋を破り、中から取り出したアイスを口いっぱいにほおばる。
バニラの優しい甘さが自分のマイナスの感情を溶かしていく。
そんなバニラ効果もほんの一瞬で。
「ちょ、んっ、るすぅっ、！激しいって、んあっ、！」
「それに、んっ、かんじてるんだろ、ぁっ、？」
聞きなれた声、聞きなれた名前。見なれた顔。
人気のない路地で、甘い嬌声をあげながら腰を打ち付けるluzの姿があった。
その光景はいつもの５倍ほどゆっくり流れているかのように、声も、姿も、嫌ってほど鮮明に脳裏に刻まれていく。
”見たくない”なんて意志はフルシカトされ、金縛りにあったかのようにその場から一歩も動けずにいた。
バニラが溶かしたマイナスの感情は、黒いカタマリとなってさっきよりも強く、大きく、体内を圧迫していく。
ボトッ
止まっていた時間が動き出した合図かのように、左手に持っていたアイスを落としてしまった。
その音に反応するように、luzと女はバッと私に視線を向ける。
る「A…っ？！」
気まずそうに私の名前を呼ぶ彼。
大好きな彼の、大好きな声なのに。
乱れた服、荒れた吐息、首元の跡、下で胸を覆う私じゃない女、、、、とても正気でいれるはずがなかった。
逃げるようにその場を走り去った。
生まれた黒い感情を振り払うように。
脳裏にこびりついた光景を振り払うように。
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生ぬるい風が涙とともにほほをかすめた。
夏の夜の空は星がきれいだった。
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Alice(プロフ) - 翠さん» そこは是非大学の授業優先して下さいね^^* (2020年6月8日 17時) (
レス) id: 9ab20d91b2 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - Aliceさん» そんなこと言われた大学の授業放り投げてでも書かないとですね！！！^ ^ (2020年6月8日 1時) (レス) id: 6199f933f2 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 翠さん» 命です？？？いやいやそんな…(´；ω；｀) 私にとって生きる糧です( '-' ) (2020年6月7日 11時) (レス) id: 9ab20d91b2 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - Aliceさん» 転生おめでとうございます(？？？) えほんとに嬉しいですなんかAliceさん私の命です(は？？？) (2020年6月7日 10時) (レス) id: 6199f933f2 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ぎゃあああああああああ!!!! やばいです…死にました…でも翠さんの小説見るために転生してきました← もう想像以上にやばくてリアルで叫びそうになって口を手で抑えました( '-' ) (2020年6月7日 0時) (レス) id: 9ab20d91b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠 x他1人 | 作成日時：2020年5月30日 18時
