となりの席の坂田くん。【あほの坂田。】

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きをつけーれいーさよーならー


それぞれ支度し、部活組は部活に、帰宅組は帰宅にとゾロゾロ教室を出ていく。

私もいつもだったら部活組として、そそくさと部室に向かうんだけど、今日は違う。


坂｢齋藤ー。委員会行くぞー。｣
『はーい』


そうです先程冷酷神様そらるんに押し付けられた委員会があるため、3年生の教室へ向かう。




委員会の時間は本気で退屈だった。
ってか担当職員志麻さんやん。顧問やん。


話長いな〜、プリントに書いてあること読んでるだけじゃん…なんて思ってると、
隣の席に座る坂田から紙が1枚まわってきた。


｢？｣


めくってみると、


坂[めっちゃ退屈やない？]


少し丸っこい字で書かれていたそれ。

隣を見ると、無邪気に笑っていて、"かいて"と口パクしていた。


(ん〜〜〜きゅんってくるなあ)


〔超つまんない〜〕

できるだけきれいな字で書いたそれを、そっと隣の席にスライドした。


ソッコーで返ってきたそれ。

坂[志麻せんめんどくさがってプリント読んでるだけじゃん]


私と同じことを思ってたことに、思わずにやけてしまう。


〔それ私も思ってた〜！〕

なんて書いて渡せば、坂田はふっ 、と笑みをこぼした。


それから委員会が終わるまでずっと絵しりとりをした。

坂田も私も絵下手すぎて全然しりとりになってなかった。





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『うらたーこれみてー』
浦｢えっなにこれ5歳児の落書き？｣
『失礼な！私と坂田で絵しりとりしたんだよ！』
浦｢このレベルで絵しりとりなんて成立するかよ｣
『そう、だから！ちょっと解いてみてよ』
浦｢え、むり、それなら勉強の方が簡単｣
『そんな？！？！』

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