【創作bl】この花に触れないで (ページ4)

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第二話ページ4

『俺のことが好きで花吐き病？』

『勘弁してくれよ、俺には美紅だっている。』

『お前みたいなやつに好かれても嬉しくない』

『お前だけは信頼してたのに、終わりだな。』

『今後一切俺に近づかないでくれ。』

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「夢………」

ゆっくり目を開けると眩しい光と青い空と、

『あ、起きた？』

……………光輝。

「なんでいるの……」

光輝を見るとあの夢を思い出すから今は会いたくなかった……

『なんでって、お前午前の授業中出ないで屋上居ただろ、学校来た時お前の後ろ姿見えたんだよ』

にこにこしながら喋る光輝を見るのが久しぶりでつい顔を逸らしてしまう。

「だからって……」

『それに、最近司俺のこと避けてるみたいだし、？』

『なんで？』

なんで、？そんなの言えるわけないだろ…

「別に避けてないよ。」

『避けてるだろ今まで一緒に登校してたのにいきなり美紅と行けって言うし…』

「当たり前だろ、彼女といる方がお前だっていいだろ……」

心にも無いことを言う俺に光輝は眉をひそめた。

『なんだよそれ、俺といて司は楽しくないってこと？』

「そんなことない！」

光輝の言葉が聞き捨てならなくてつい声を荒らげてしまった。

怒ったかな、呆れたかな。

そんな事を考えながら光輝の顔を伺うと

『そう、そっか、良かった』

なんて満面の笑みで言われるもんだからつい顔が赤くなってしまった。

だけど、幸せな時間は続かないもんで、

「光輝、ここに居たんだね」

屋上の扉を開けてきたのは、光輝の彼女。

白城美紅だった。