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第一話 ページ3
「はぁ…」
午前の授業中、やる気が全く起きなかった俺は屋上で寝そべっていた。
もう何時間ここに居るのか分からない。
今何限でなんの授業なのか。
ただただ花吐き病をどうするか考えていた。
そもそもあの時俺が花を触っていなければこうはならなかった。
なんで触ったんだろ……
考えても埒があかずフェンス側の方を向くと光輝と彼女が一緒に登校して来るのが見えた。
仲良さげに手を繋いで…
なに遅刻してんだよ…
今まで遅刻したことなんかなかったくせに。
にこにこしちゃって……
俺じゃ駄目なのかよ。
別れないかな…
なんて、考えちゃう俺はどうしようもないクズで、
「ほんと、性格悪いよな…」
ぽつり呟き、目を閉じて意識を手放した。
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作者名:宮永 普 | 作成日時:2018年7月17日 19時