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プロローグ ページ1
最近、学校の前でうろうろしている他校の女子生徒がいた。
時間帯はいつも俺が部活を終える時間帯。
俺が校門を出ようとすると走って逃げてしまうので特に気にはしていなかった。
しかし、ある日部活を終えて校門を出ると花が添えてあった。
その花に手紙が挟まっていた。
「好きです。ごめんなさい。」
と。
初めはなぜ謝るのか分からなかった。
しかし昨日、やっと意味がわかったのだ。
きっとその子は嘔吐中枢花被性疾患……
通称「花吐き病」
あの花は、あの子が吐き出した花。
それに触れた俺は、花吐き病になった。
完治する方法は両思いになること。
俺はこの病気を治せない。
俺の想い人は男なのだから。
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作者名：宮永 普 | 作成日時：2018年7月17日 19時
