どういうこと？ ページ6
伊野尾side
「僕慣れてるから大丈夫だよ」
この言葉が、頭から離れない。
高校生だから、慣れてるってこともあると思うけど･･･
「なんで？って顔してるよ」
やっぱり分かるんだ。
俺の今思っていることが･･･
「僕ね、中二から体売ってんの･･･」
「え」
思いもよらない、言葉だった。
山田くんがポツリポツリと話し出した。
「小さい時にお父さんが死んで、新しいお父さんが来たんだけど、そのお父さんが働けないって･･･ｯ笑っちゃうよね
だから、その時の僕はね、中二だったからするしかなかったの･･･
してる時は何もかも忘れられた･･･
家にいる時の苦しいのとか、全部。だから続けてる。
だから大丈夫だよ･･･」
「じゃあ、なんで泣いてんの？」
山田くんの目からは、涙が溢れていた。
吹っ切れたように、
中二からそんなことをやっているなんて･･･
「僕、もう疲れたよ･･･ｯお父さんに会いたい。僕こんなにも頑張ったんだよって、お父さんに会いたいよ･･･ｯ
みんなにいじめられて、
お父さんがいなくなってから、僕色々頑張ったんだよって
お父さんｯ、お父さんｯ
なんでｯ、なんでｯ、先行っちゃったの
僕を置いていったの･･･！
僕なんて、お父さんよりも死んだらよかったのかな？」
「そんなことない！」
強く強く、そっと、
抱きしめた。
「俺が、お父さんの代わりになる。辛い時は俺がそばにいるから、ね
俺がこうやって、抱きしめてあげる。
辛かったよね…
頑張ったよ、
山田くんｯ、」
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ゆりあ - 大号泣だなんて･･･！まだまだ始めたばかりなのに、上手だなんてすごく嬉しいです！こんなにも暖かいコメント、本当にありがとうございました！ (2018年3月30日 8時) (
レス) id: 9292f24e4c (このIDを非表示/違反報告)
アンドーナツ - す！すいません、抜けてました笑笑 (2018年3月29日 23時) (レス) id: 169aa73b6d (このIDを非表示/違反報告)
アンドーナツ - 大号泣でした！すごく描き方上手ですね！大ファンです！作者のゆりあさんのペースで頑張って更新してくださいね！応援してま！ (2018年3月29日 23時) (レス) id: 169aa73b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりあ | 作成日時：2018年3月25日 23時
