小説家、愛される!!?

幸せ者 ページ39

『ん…？』

スマホの音で起きると、通知が沢山来ていた



『何事よ、、こんな朝早くに』

(※ただいま13:00)


寝ぼけたまま、スマホを手に取ると

安室さんから3件、編集長から1件だった


編集長からは校閲が完成したとの報告

安室さんからは明日出かけないかというお誘いだった


明日か…………

予定は空いてるし、どこ行くかはお楽しみって言うから知らないけど…
思いっきり楽しんでこようと思う！！



とりあえずコナンくんにメールを送る。


《原稿、出来たみたいだから予定が空いてる時においで。明日以外ならいつでもいいよ》


５分も経たぬうちに返事が返ってきて、
少年探偵団と一緒に明後日に来てくれるらしい。


じゃあ今日は買い物行って原稿取りに行こう


風呂に入り、軽く身だしなみを整え、パーカーを着て出かける


とりあえず会社へ。


受付へ行って編集長を呼び出してもらう。

｢お名前とご要件をどうぞ｣

『染宮蒔浮遊です。原稿を受け取りに来ました。

編集長…伊奈 美心都さんはいらっしゃいますでしょうか』


｢少々お待ちください｣


編集長の名前呼ぶなんて何年ぶりだよ、、

ぼーっとしていると中へ通される。


ｺﾝｺﾝ


『失礼します』


｢あら。思ったより来るの早かったのね｣

『まあ。出来上がるの、待ってましたし』


｢それもそうか。
今回の原稿、なんだか文字が活き活きして見えるものね｣


『なんじゃそりゃ』

｢なんだか、最近のあなたは前よりずっと楽しそうに生きてるのよね。何かいいことでもあった？｣

『いいこと……』


コナンくんに安室さん、沖矢さんに陣平さんに諸伏さん。
そして少年探偵団。

私の周りにいる、みんなのおかげかな。


｢ふふっ。すごく優しい顔してるわね｣

そう言われて顔を触ると口角が上がっていた。






『ふふっ…私は幸せ者ですね』


こんなに暖かい人達に出逢えたのだから

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