ドジ32 ページ35
跡「クッ、はーっはっはっはっはっ!!ホントに面白いなお前!」
貴『は、恥ずかしい……。』
今なら顔の上で目玉焼きできる、それくらい熱い。
「会長!!」
貴『あ、副会長さん!』
少し息を切らして私のところへ駆け寄ってくる彼女に罪悪感、心配かけちゃったな。
「大丈夫ですか?何もされてないですか??」
貴『ちょちょ、副会長さん!お、落ち着いてください!!』
「…すみません……。」
珍しくしょんぼりして謝る彼女に慌てて謝る、本来なら私が謝る立場なのに……。
「…無事なら良かったです。さぁ、行きましょう。」
貴『え、まっ…。』
有無を言わさず手を引っ張っていく副会長さん、跡部さん達に少しの間お世話になったお礼が言えてないのに…。
貴『副会長さん!待っててください!!』
「あ、会長!!!」
副会長さんの元を離れ跡部さん達にお世話になりましたとお辞儀をする。
また来いよと言う彼の顔は穏やかで見惚れてしまうくらいだった。
いや、どの角度から見ても見惚れてしまうくらいかっこいいんですが。
貴『幸村さん達も、また今度遊びに行きましょうね。じゃあ皆さん、テニス頑張ってください!!』
もう一度お辞儀をして副会長さんの元へ駆け出す。
盛大に転けてしまい大変恥ずかしかった。
「…会長。」
貴『ふぁい?』
「…食べながら喋らないでください。」
貴『んぐっ、…何ですか?』
「あまり彼等に近付かない方がいいかと、この間のように過激な女子も居るので…。」
貴『ふふ、大丈夫ですよ。』
「……はぁ…会長の大丈夫は大丈夫じゃないですよ。」
…た、確かに…私の大丈夫はこれまで全て大丈夫じゃなかったし、帰りの女子からの視線もすごく痛かったけど……。
「私は…会長を心配しているんです。もし危険な目に合ったら……私…」
貴『…ありがとうございます、副会長さん。でも、今回はホントに大丈夫ですから!』
ね?と笑いかけると、観念したのかやれやれと笑ってくれた。
はぁ、可愛い。
「何かあったら、私に言ってくださいね。絶対…絶対ですよ。」
貴『はい!ありがとうございます副会長さん!!!!』
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冷奴(プロフ) - ちろさん» あーッッお気持ちだけなら沢山いただきましたありがとうございます!!!!!!(土下寝) これからも頑張ります!!!!!!!!!!!! (2019年2月24日 12時) (レス) id: 2cbbb985e3 (このIDを非表示/違反報告)
ちろ(プロフ) - ヌゥッ!!!…尊いッ…!!もう夢主ちゃん可愛いすぎです…!!1番右の星を何回押しても既に投票済みですって無効化されるんですが私のスマホ調子が悪いんですかね… (2019年2月23日 22時) (レス) id: aab956f066 (このIDを非表示/違反報告)
冷奴(プロフ) - リクスさん» コメントありがとうございます、頑張って絡ませたいと思います!!!!!!!!!!!! (2019年2月19日 15時) (レス) id: 2cbbb985e3 (このIDを非表示/違反報告)
リクス(プロフ) - 面白いです!個人的に真田ともうちょっと…お近付きになってほしいなー、なんてw頑張って下さいね (2019年2月19日 13時) (レス) id: f792b77764 (このIDを非表示/違反報告)
冷奴(プロフ) - ちろさん» コメントありがとうございます〜!!!!!!皆と沢山絡ませていければな〜と思っておりますッッッ!!!!!!更新頑張ります!!!!!! (2019年2月17日 16時) (レス) id: 2cbbb985e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冷奴 | 作成日時:2018年4月26日 1時