【テニスの王子様】ちょっとドジな生徒会長【立海】

ドジ24 ページ26

貴『見たら死ぬ見たら死ぬ見たら死ぬ見たら死ぬ見たら死ぬ見たら死ぬ見たら死ぬ見たら死ぬ………。』

切「ちょ、Aさん！こっちが死にそうなんで呪詛唱えないでくださいよぉぉ！！」

幸「ふふ、下向いてるのにヘッドショット出来るなんてスゴいなぁ。」

仁「才能あるナリ。」

そんな才能要らない、要らないから私を助けてください。

貴『もう帰りたいですぅぅぅぅ！！！』

切「あと少しでクリアなんで頑張りましょうよぉぉ！！俺だって帰りたいっスよぉ！」

もう嫌だぁぁ！これならジェットコースターの方がまだマシだよぉぉ！！

幸「あ、これ最後の敵じゃない？」

柳「ふむ、頭を狙わないといけないらしいな。」

仁「なんじゃ、Aならすぐ倒せそうじゃの。」

丸「お、赤也死んだ。」

切「やったぜ出れる！！」

ぎゃぁぁぁぁぁああぁぁ！！１人にしないで赤也くんんんんんん！！！
なんて私の悲痛な訴えも彼には届かず、すたこらさっさと出ていきました。

貴『これはもう完全に死にましたねさようなら。』

「ア"ァ"ァ"ア"ア"ァ"ァ"ァ"……！」

丸「おー、倒したな。」

えっ？とすっとんきょうな声をあげ、画面を見ると、スッキリと青空が広がっていた。
あれ？いつの間にクリアしてたの？

貴『？？？ま、いっか。早く出たいです。』

幸「ふふ、お疲れ様。」

ホントだよ、全く。喉が枯れたらどうしてくれるんですかね。

貴『わ、もうこんな時間ですか。楽しいときはあっという間ですね。』

時計を見ると、もう１６時。そろそろ帰ろうかな。
別に特別な用があるって訳でもないけど。

幸「そろそろ帰るかい？」

貴『はい、皆さんも疲れたでしょうし。』

切「全然ヨユーっスよ！」

おぉ、いつの間に私の後ろに居たんだ君は。

貴『余裕でも休養は大事ですよ。ほら、帰りましょうね。』

ぐいぐいと彼の背中を押し、ゲームセンターを出る。
私の家は皆さんと逆方向かな。じゃあ１人じゃん、別に寂しくないですけど。

貴『今日は楽しかったです！ありがとうございました！！』

幸「こちらこそありがとう、また遊ぼうね。」

貴『はい！…え？！また会ってもいいんですか？！』

てっきりお詫びしたらそのままかと……と呟くと、目を見開いていた幸村さんがお腹を抱えて笑う笑う、何がそんなに可笑しいんですかね。

幸「っふふ、ごめんごめん。これも何かの縁だし、これからも仲良くしてね。」

貴『は、はい、よろしくお願いします？』

宣伝ｽﾞﾝﾁｬo(･ω･= ･ω･)oｽﾞﾝﾁｬ→←ドジ23

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す