六つ子の妹は能力者【おそ松さん×カゲプロ】

32話 ページ40

『……！！…一兄、十四兄、、なんで、ここに？？』




一「…迎えに来た」




十「一緒に帰ろ！！！」




『………でも、、帰る場所なんて…』




一「…皆、、また霸流と暮らしたいって。お前に謝りたいって」




…私も、もう一度家族と一緒に暮らしたい、でも、、




『……でも……』




十「霸流には僕達がいるでしょ！兄さん達が霸流を悲しませたら、僕がバットでおしりペンペンしてあげる！！」




『……ﾌﾟｯ…バットは痛そうだね』




十「……だから、、僕達と一緒に帰ろ！！！霸流が居ないとつまんないよー！』




『うん！』




来「僕をおいて話進めないでくれるかな？」




『私は、家に帰るのであなたと一緒に行くことはできません。ごめんなさい』




来「でも、また家族に裏切られたら？」




『それでも、私はまた家族と一緒に暮らすと思います』




来「どうしてそこまで？」




『だって、、、家族が大好きだから。ううん、家族だけじゃありません。メカクシ団の皆もです。例え裏切られたとしても、私はやっぱりその人達の傍を選ぶでしょう』




来「……家族には、君の秘密を受け止めることができるのかい？」




『やってみなければ分かりません。気持ち悪いと思われるかもしれません。でも、分かってくれるまで話してみます』




家族だから、きっと分かってくれると信じて。




来「……分かった。今日は一旦ひこう。けど、僕は諦めないからね。伝わるまで何度も君にこの想いを伝えよう」




……おもい……




『…私には、好きな人がいます。最初は苦手でしたが、一緒にいて、その人の優しさを知りました。もちろん、残念な所も多々あります。ですが全部含めて彼が愛しいのです。たとえ、裏切られたとしても、私の気持ちは変わりません。私の気持ちは、あなたにいかないとおもいますが、それでも良いでしょうか？』




来「……フラれてしまった様だね。それでも良いよ。僕にとってこの気持ちは生きる糧となっている。君が僕に振り向かなくても、僕はこの気持ちを大切にするよ」




『………そーですか。来移さん、たまには周りを見るのもいいですよ。身近にあなたを好いてくれる方がいらっしゃるので』




……撫子さんも好きな人の為にしたこと。許せない事をしたけど、、、今の私なら気持ちは分かるから。好きな人にはどんな事をしてでも振り向いて欲しい。




『では、これで。………一兄、十四兄いこ！！！』







大好きな我が家へ

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