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荷物も置かず 、外側が水滴まみれのカフェオレを
持ちながら 、今想ってる人を探す 。
今まで自分の心を制御してきたと思ってた 、
だけど1歩ずつ先に進んでるかと思いきや 、
全く、その足は進んでなくて逆に後退っていた 。
濱家さんがいなかったら 、この気持ちにも気付かず
答えも絞れず自分の首を絞めることしかできなかったままだ
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｢ Aさん 、あと数分で出番ですけど 、
もう準備しないと間に合いませんよ 。｣
｢ すみません 、急ぎます 。｣
スタッフさんに声をかけられ
時計を見るとあと数分で公演が始まる
何でこういう時に限って私の前に現れないの 。
いつもいつも 、忘れようとしている時に限って
何事も無かったかのように現れるくせに ..
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｢ 早く 、早く見つけなきゃ 。｣
このままもう会えにくくなるなんて 、
そんなの絶対嫌だ 。
ごめんね 、やっと 、ようやく .. 素直になれるよ 。
｢ Aさん 、出番始まります ！
ステージ袖にお願いします 。｣
｢ え ！ もうそんな時間 .. 、
衣装に着替えてる時間って 、ないですよね ？ ｣
｢ ちょっと 、厳しいです .. 。｣
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バタついてるスタッフさんを前に 、
髪の毛とメイクだけ鏡で確認して
衣装に着替える時間がないため私服で舞台に立つ
彼に何も伝えられないまま 、舞台に立つなんて
私の予定が全て狂う 。
｢ A 、 今日もがんばろな 。｣
｢ おはようございます 。 あの .. 今までどこへ ｣
｢ コンビニ行ってたけどどうかした？ ｣
｢ いや 、 なんでもないです 。｣
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舞台を目指し廊下を歩いていると
後ろから聞きたかった声が聞こえてきた 。
伝えたかったことは1度しまい込み
彼の後に続いて芸人が数人いる舞台袖に向かう
｢ いいやん 。｣
｢ え ？ ｣
｢ それ ｣
くるっと私の方を向き指さしながら 、
ニコッと微笑みながら
｢ それ私服やろ ？ 似合っとる ｣
｢ ... あっ 、ありがとうございます ! ｣
額に滲む汗を拭きながら
マスクの下の口角がゆっくりと上がった
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さとう。(プロフ) - もりさん» わあぁ！ありがとうございます；； 亀更新で申し訳ないのですが読んでいて楽しい作品にしていきます!!! (2022年6月23日 16時) (
レス) @page28 id: 8e023298e6 (このIDを非表示/違反報告)
もり - めっちゃ好きです😭😚😘💕💕💖😍💖お話の展開の仕方すっごく素敵です✨✨ (2022年6月19日 18時) (レス) id: 0760d58626 (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - 16さん» 嬉しいです! ありがとうございます!!!! 更新頑張ります♪ (2022年5月9日 13時) (レス) @page7 id: 8e023298e6 (このIDを非表示/違反報告)
16 - すごく素敵なお話です😭😭 (2022年5月8日 13時) (レス) @page19 id: 0760d58626 (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - きなさん» 素敵なコメントありがとうございます!! 完結まで頑張ります♪ (2022年4月13日 20時) (レス) id: 8e023298e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとう。 | 作成日時：2022年2月10日 3時
