第102話 スカウト ページ2
《ゆみside》
しばらく待っていると、帽子とメガネで変装したAさんがやってきた。
A：久しぶり！ゆみ！元気にしてた？
ゆみ：はい。おかげさまで。ライブお疲れ様です！とても素晴らしかったです♪
A：ありがとう！えっと、、早速話なんだけど
ゆみ：はい
なんだろう緊張する。
A：これ！
そう言ってAさんが差し出したのは、、
ゆみ：wing skyの雑誌…
A：この前一緒に撮ったやつが収録されてるんだけど…実はこの雑誌売られて2時間で完売しちゃったの
2時間！？
ゆみ：それはすごいですね……
A：ゆみのおかげだよ
ゆみ：へ？
Aさんは私にアイカツフォンを見せた。
A：ネットはゆみのことで持ちきり。
アイカツフォンに写っているコメントを見てみると…
『え、このAちゃんの隣にいるの誰！？』
『Aちゃんも可愛いけど隣にいる子雰囲気あって好き〜』
『どこのアイドル！？見たことない！』
ゆみ：私のこと…
私もアイドルに見えた…、？
A：それで…相談なんだけど、ゆみも四つ星学園に入らない？？
やってみたい！答えはすぐに出ていた。でも、、、。
ゆみ：申し訳ございません、、、、
A：やっぱり、やりたくない？？
Aさんは伏し目がちにいった。
ゆみ：いえ！！とてもやってみたいと思ってます。でも…
Aさんは私の次の言葉を待つように私の目をじっと見つめている。
ゆみ：お父様がお許しになってくださりません、、、
私がそう言うとAさんはポカーンとしている。
A：お父様って…。もしかしてゆみ、お嬢様！！？？
ゆみ：実は月島財閥の令嬢なんです。だからアイドルになるって言うお話は、、
お断りいたします。
そう言おうとしたらAさんは立ち上がって私に言った。
A：令嬢だからアイドルやっちゃいけないの？！！そんなの関係ない！やりたいなら私がゆみの家まで行って説得する！！！！
Aさんは情熱的に怒ってくれた。
ゆみ：Aさん…。
A：よし、これから行こう！！
Aさんは私の手をとってつよくひいた。
続く (更新停止中)
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作者名：かほ | 作成日時：2022年4月11日 15時
