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「意味わかんね、俺なんかしたのか？」
火神がとっさに掴んだAの左手首
「痛い離して！」
「逃げねえか？」
「逃げないから離せほらはやく！」
「でもさっき逃げようと」
「わん！！」
火神が驚いて手を緩めたすきに
さっと腕を抜いた
「・・・ごめん、火神はなにもしてない
八つ当たりしたごめん」
「いや別にいいけど」
訪れる沈黙
「バスケ、昔は出来てたの」
反応が返ってこないのでちらっと火神を見る
まっすぐに私の目を見てた
黙って聞いてくれるって事かな
そう解釈し、話し出す
「毎日毎日、じっとしてる時間なんてなかった。
勉強よりも恋よりも、なにより
バスケが大好きだった。
自分で言うのもなんだけど、
それなりに強かったと思う」
今でもはっきり覚えているあの光景
今でもその場所は後ろを警戒してしまう
「・・・中学生の時かな
階段の、踊り場、から
った！」
バシン、といい音がなり、同時にきた痛み
頭をおさえて辺りを見回す
「もうなんも言うな！」
数秒遅れて、火神に叩かれたんだと理解する
「ぅ、ぁああ・・・
バスケしたい、したいよ・・・！」
泣き出した私を見ておろおろし出す火神
「大丈夫だから、な！？」
「泣くなよ！！元気出せ！」
「今度奢ってやるよ！ちょ、泣くなって！」
意味不明な言葉で励まし始めた
私は今まで溜めていた分を
吐き出すかのように泣いていた
だーっクソ！
と叫び近づいてくるバ火神
するといきなり視界が真っ暗になり
口に暖かい何かがあたる
「あっ、すまんつい」
「・・・」
「こんなつもりじゃ、っておーい？水代？」
動作停止してる私
とりあえず何か言わなきゃと思い、
放った言葉がこれだった
「・・・私の初めて返せ！！」
____________
あの後渾身の力で鳩尾殴っといた
一応、キスした理由を聞くと
「いや、しなきゃいけないと思った」
頭掻きながらそう言われた
私の一瞬のトキメキ返せ
そしてもうひとつ言われた
「利き手変えりゃいいじゃねえか」
「は？」
「何も両手使えなくなったわけじゃねえんだろ？
試合に出る、とかは無理だとしても
ストバスくらいはいけるだろ」
なんでその発想に辿り着かなかったんだろうか
「そうだよねうん、そっか、利き手
変えればいいのか、ははっ」
「大丈夫か？」
「大丈夫、ワクワクしてきた
バ火神、練習付き合ってね！」
「おう！」
＊
バ火神はアレックスさんの影響で
Aさんにだけ普通にキスしとけば
いいと思(文字数
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
ネイルケア
ラッキーカラー
あずきいろ
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しーか(プロフ) - ミユさん» おおお、ありがとうございます…！！閲覧、コメありがとう…！！！よし、書きます← ほんとにありがとうございました！！続編、お楽しみに！笑 (2014年6月23日 16時) (
レス) id: d8976303d4 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´ω｀*)ｼﾘｰｽﾞ読みたいです。森山先輩とか伊月先輩とか(//∇//)楽しみにしてます。 (2014年6月23日 1時) (レス) id: 1a71bcfade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しーか | 作成日時：2014年5月11日 22時
