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＊
保健室のベッドで苦しそうに呼吸しながら寝てる彼女を見つめる
…俺は昨日、どう返せば良かったんだ？
柄にも無く悩んでしまう青峰
普段バスケをしてる姿からは
まったく想像できないくらい
真剣に悩み、彼女のことを考えている
…こいつが熱上がったのも俺のせい、か
何度目になるかわからないため息を彼は吐き出した
__________
1時間目が終わり、放課後まで
サボろうと屋上に向かっていた青峰は
昨日喧嘩した彼女の姿を見かける
いつもより顔は赤く、真っ直ぐ歩けていなかった
(あいつ大丈夫か？)
そう思った矢先、Aの体が
グラっと前のめりにーー
「っA！！！」
無我夢中で彼女の元へと駆け出す
間一髪、彼女を抱きとめることに成功する
「あー、こいつ保健室つれてくわ」
「うん、よろしく」
Aの荷物を友人に渡し、青峰は
おんぶか横抱きか迷った挙句
Aをおんぶし、保健室へと向かった
__________
からだ、あつい
ふっと目を開けると見たことないくらい
不安な顔をしてこっちを見つめてる大輝がいた
「大丈夫かよ、おい
水？こういう時って水飲めばいいのか？
なあおい、返事しろって」
…こんな大輝見たことないからまだ夢かな
夢だから、ほんとは言えないこと言っちゃおう
いくら夢でも顔見るのは恥ずかしいから目を閉じて話し出す
「ね、大輝
昨日はあんな事言っちゃってごめんね」
「選べない事くらい分かってた
だって大輝はバスケ好きだもん」
「そんな大輝があたしは好きだよ」
不安な顔をしていた大輝に対して
あたしは今できる精一杯の笑顔を向ける
…目は閉じてるけど
すると唇にザラついた暖かい何かが触れる
(キス、してくれたのかな)
「へへ、起きたら、もういっかい…」
「ああ、いっぱいしてやるよ」
__________
体を起こし窓の外を見るが
まだ空は明るかった
「何時だろう、お昼くらい？」
なんだか幸せな夢を見た気がするなあ…
「んーっ」
背伸びしていると
「なんだよ、起きたのか」
「うわっ！？」
死角から大輝の声が聞こえた
「なんでっ、だい、え？」
びっくりしすぎて言葉にならない
まさか隣にいると思わなかったから
余計驚いている
「そ、それよりあの、昨日は」
「それさっき聞いたからもういいよ」
は？さっき？
何を言ってるんだこいつは
あたしはさっきまで寝てて…
「好きだ」
「うん、う、え？」
「俺も、その、悪かったな」
今度バスケしよーぜ
彼はそう言ってあたしにキスした
＊
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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しーか(プロフ) - ミユさん» おおお、ありがとうございます…！！閲覧、コメありがとう…！！！よし、書きます← ほんとにありがとうございました！！続編、お楽しみに！笑 (2014年6月23日 16時) (
レス) id: d8976303d4 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´ω｀*)ｼﾘｰｽﾞ読みたいです。森山先輩とか伊月先輩とか(//∇//)楽しみにしてます。 (2014年6月23日 1時) (レス) id: 1a71bcfade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しーか | 作成日時：2014年5月11日 22時
