7. ページ7
ー
グツグツと唾液腺をそそる良い音。
大きな鍋をテーブルの真ん中に配置させると、3兄弟の視線が1点に集まった。
ごくり、誰かが喉を鳴らす音がして、思わず頬が緩む。
お腹空いてるもんね。
今蓋開けます。
『オープーーーン！』
鍋の蓋をゴト、と持ち上げると一気に放たれる湯気と部屋に充満する良い匂い。
CY「めちゃくちゃ美味そう！！！」
SE「これAが作ったの？」
KA「もう食っていい？待ちくたびれた」
ジョンインの忍び寄る箸をガードしつつ、3人のお皿に具材とスープを取り分ける。
「「「いただきまーす」」」
いただきますしてものの数秒。
「うっま！！！」「こんな美味いの初めて食った」「おかわり」
嬉しい声が聞こえて頬は緩みっぱなし。
ジョンイナ、まだお椀の中残ってるよ。おかわり早いよ(笑
いつもは大抵1人で食べてるから、こうして誰かが自分の料理を食べてくれることも、食卓を囲むこともない。
だから、本当にすごく新鮮。
はじめはどうなることかと思ったけど、なんだかこれから楽しみになってきた。
SE「A、食べないならもらっていい？」
KA「俺が食う」
『ヤーだめです〜』
慌てて箸を持ってチゲ鍋を頬張る。
おお、我ながら上出来。
ーー食べ始めてそうたたないうちに空っぽになった鍋。
さすがは大男3人。食欲はダテじゃないな〜
もうないの？と悲しげに見つめてきたジョンインの瞳が忘れられない..これは量の計算しなおさないと。
食べ終わったお皿を片付けていると、ス、と伸びてきた腕。
見上げればチャニョルオッパがいて、ふわりと微笑んだ。
CY「片付けは俺がするからAちゃんはゆっくりとしてて？...な？」
『そんな、...いいんですか？』
CY「おう！俺に任せなさい、....あと、敬語禁止だからなー」
『えぇ..!』
敬語禁止....少し抵抗はあるけど、きっと守らないとまた面倒なことになるかも！
私の3兄弟ルールブックに追記しなくちゃ。
ー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2505人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「k-pop」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hana(プロフ) - こんかいのでき事すごく楽しそうで、たまにいれていただいたら、光栄です！これからも応援してます！頑張ってくださいｆ^^*) (2016年1月10日 22時) (
レス) id: 576b68fcef (このIDを非表示/違反報告)
アラム(プロフ) - 最高すぎて、有難う御座います。ドキドキワクワク毎回させてもらってマスこれからも、更新頑張ってください！ (2016年1月10日 10時) (レス) id: 0939c38a0c (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - 最高すぎます(T . T)この更新が楽しみすぎて占ツクから離れられません(T . T)笑 (2016年1月8日 0時) (レス) id: 401d90d325 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - とてもいい話です!!これを読んでから妄想が止まりません!!笑 更新楽しみにしてます!! (2016年1月6日 21時) (レス) id: c2a87d0b9a (このIDを非表示/違反報告)
あい - めっちゃきゅんきゅんします 笑 更新とっても楽しみにしてます!!!! (2016年1月6日 1時) (レス) id: 6ee7eb1579 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：haru | 作成日時：2016年1月1日 0時
