おまけ 私の好きな人は、 ページ47
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私には好きな人がいる。
同じ大学の、経営学部にいる背の高いあの人。
『セフンくんっ、お、おはよう...』
「おはよ」
今日はちゃんと挨拶ができた。
それだけで嬉しくてどうしようもなくなる。
いつもは双子のお兄さんのジョンイン先輩が隣にいて、その2人に集まる視線があると挨拶は断念する。
だって、憧れの的だから。
歩けばたちまち女の子達が色めきだち、それでも皆が一定の距離を保つのは、彼らが眩しすぎるせい。
「話しかけないで」そんなオーラを纏って、線引きされる。
それでも挨拶してくれるようになったのは、私のバイト先がバブルティー専門店で、彼は常連さんだから。
いつもセフンくんが頼むチョコレートバブルティー。
美味しそうに飲んでくれるのを見ると、ああ、ここでバイトしててよかったって実感する。
「なんか出た？」
新メニュー、と度々聞いてきて、新メニューが出る度に1番にセフンくんに教えるようになった。
あーあ、もうなんでそんなにかっこいいの。
最近茶髪から黒髪になったセフンくんは白い肌が際立ってより美青年。
前髪を掻き上げる仕草はセフンくんの為にあると思う。
私たち女の子に対して口数少ないセフンくんは彼女の噂があまり立たない。
どんな人がタイプなのかな。
どんな風に彼女を大切にするのかな。
そう考える程胸が苦しくなる。
ある時、見てしまったセフンくんの携帯の待ち受け画面には
満面の笑顔でピースする、女の子。
誰がどうみたって思う。
“大好きな子”
最初から期待なんてしてなかったし、彼女が出来た時の覚悟はしていたつもりなのに。
『.......ふっ、.....ぅう〜〜.....』
どうしてこんなに苦しいの。
そんな答えはとっくに出てる。
好きでたまらないから。
好きなのに、こんなに見てきたのに、
画面を見つめる彼の優しい顔は見たことなくて、初めて見た表情にときめくと同時にいいようもない消失感が押し寄せてきた。
そんな顔、するなんて私知らないよ。
.....大好きなんだね。
大事にしてるんだね。
画面の中で笑う女の子は太陽みたいに眩しくて、ああ、勝ち目なんてないと思った。
手が届かないことは分かってる。
結ばれない恋だと、嫌というほど思い知った。
だけどそれでも、
「また今度、バブルティー買いに行くね」
どんなに願っても叶わないこの想いを、
あなたに伝えられるその日がくるまで
あなたを好きでいさせてください。
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hana(プロフ) - こんかいのでき事すごく楽しそうで、たまにいれていただいたら、光栄です！これからも応援してます！頑張ってくださいｆ^^*) (2016年1月10日 22時) (
レス) id: 576b68fcef (このIDを非表示/違反報告)
アラム(プロフ) - 最高すぎて、有難う御座います。ドキドキワクワク毎回させてもらってマスこれからも、更新頑張ってください！ (2016年1月10日 10時) (レス) id: 0939c38a0c (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - 最高すぎます(T . T)この更新が楽しみすぎて占ツクから離れられません(T . T)笑 (2016年1月8日 0時) (レス) id: 401d90d325 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - とてもいい話です!!これを読んでから妄想が止まりません!!笑 更新楽しみにしてます!! (2016年1月6日 21時) (レス) id: c2a87d0b9a (このIDを非表示/違反報告)
あい - めっちゃきゅんきゅんします 笑 更新とっても楽しみにしてます!!!! (2016年1月6日 1時) (レス) id: 6ee7eb1579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru | 作成日時：2016年1月1日 0時
