Merry Christmas 3. ページ30
ーCYside
昨日の夜、なんとなく眠れなくて自分の部屋でギターを弾いていると、
『.....ふへへ、おっぱ？』
顔を赤くしたAが、俺の部屋にやってきた。
「あれ、A？....どうしたのこんな遅くに」
俺の問いに、『ん〜ふふふ、なんかねえ、楽しくなってきちゃった』と、けらけら笑う可愛い彼女。
めちゃくちゃ可愛いんだけど。
.....でも様子がおかしい。
思い出すのはテーブルに置きっぱなしだったマッコリ。
もしかして、あれ、飲んじゃった？
やばいな、と記憶を巡らせていると猫みたいに擦り寄ってくるA。
『おっぱあ、....ぎたー弾けるんだねえ、ポロンポロン、ふふっ』
ふわふわしてるよ。最強に可愛いよ。
待て待て待てAってお酒に弱すぎじゃね！？
てか、酔うとこんな可愛いくなっちゃうわけ？
もう俺どうしたらいいの、
このままじゃ理性がもた.....『.......zzz』
「.....え」
嘘だろ、ま、まさか寝たの？
俺の膝の上で気持ち良さそうに寝息を立てるA。
これから聖夜だというのに、まあそうか。何も起こんないよな。
さらり、顔にかかるAの髪を指でどかし、その寝顔を見つめる俺。
こうしちゃいられない、ベッドに寝かせないと。
起こさないように抱き上げ、Aの部屋へ着くとベッドに静かにおろした。
と、俺の袖を掴んだまま離れない手。
『.......さびしいよ、..』
ぽつり、蚊の鳴くような声でAは言った。
でも確かに彼女は眠っていて、それが寝言なのだと知った時どうしよもなく胸が痛む。
一体、毎年どうやってこの夜を過ごしてきたのか、想像がついて悔しくなった。
「もっと早く来てくれたらよかったな、」
そしたら寂しい思いなんて、絶対にさせなかった。
ーーこれからもさせないけど。
目尻から溢れる雫を指でそっと拭いて、俺は額にキスをした。
「おやすみ、A」
ー
そして目が覚めたのはいいものの、目の前にAの寝顔。
あれ、あれから俺自分の部屋に戻らなかったっけ。
Aの寝顔見てたら眠くなって....、寒くなって....ああ、潜りこんじゃったんだ。
いやでもあれはAが悪い。
だって引き止めたのはAだし。(無理矢理)
モゾモゾとAが動き出したのを確認して慌てて寝たフリをする俺。
慌てふためくAに、抱き締める腕を強める。
ごめん、しばらくこのままでいさせて。
メリークリスマス、kk
ー
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hana(プロフ) - こんかいのでき事すごく楽しそうで、たまにいれていただいたら、光栄です！これからも応援してます！頑張ってくださいｆ^^*) (2016年1月10日 22時) (
レス) id: 576b68fcef (このIDを非表示/違反報告)
アラム(プロフ) - 最高すぎて、有難う御座います。ドキドキワクワク毎回させてもらってマスこれからも、更新頑張ってください！ (2016年1月10日 10時) (レス) id: 0939c38a0c (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - 最高すぎます(T . T)この更新が楽しみすぎて占ツクから離れられません(T . T)笑 (2016年1月8日 0時) (レス) id: 401d90d325 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - とてもいい話です!!これを読んでから妄想が止まりません!!笑 更新楽しみにしてます!! (2016年1月6日 21時) (レス) id: c2a87d0b9a (このIDを非表示/違反報告)
あい - めっちゃきゅんきゅんします 笑 更新とっても楽しみにしてます!!!! (2016年1月6日 1時) (レス) id: 6ee7eb1579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru | 作成日時：2016年1月1日 0時
