8 回り道 ページ10
「お前ら、しつけえんだよ！！」
「教えてくれれば私達も追いかけるのをやめますよ！」
追いかけ始めて早一時間。A達二人は未だに男のことを追いかけている。
レオリオはついてくる二人に対して振り向きながら大声で怒鳴るがものともせずにAも大声で言い返した。
それが、さらに頭にきたのかレオリオは舌打ちをすると屋根に飛び乗った。
「あ！」
男はそのままの勢いで屋根づたいに逃げていく。
――――どうしよう、このままじゃ逃げられる！
Aは、はっきり言って身体能力はそこらの子供より少し上、言うなれば平均だ。
そんな彼女にはあの男のように身軽な動きはできないだろう。
まぁ、普段のAならば。
――"あれ"さえ使えばなんとかなるけど、この少年の前でやるのはなー。
さて、どうするか。と思ったすぐに横の影が飛び上がった。
「ん！？」
「俺に任せて！！」
そう言って少年はそのままレオリオを追いかけていってしまう。
もはや姿は見えない。なんという早さだ。
Aは立ち止まり乱れていた息を整えると、呟いた。
「……地道に歩いていこ」
──あの二人は海の方向に向かったみたいだし、その辺探せば見つかるでしょ。
◆◆
「あ、いた！」
──思ったよりも早く見つかったな。というか、二人まとめているし。……というか、
「なんで、少年があの人の鞄もってんの？」
──確かあれ、男の人の鞄だったよね？
全く状況が理解できていないまま、Aは二人のもとに近づいていく。
「あ！！ってめぇはさっきの！！」
「あー、どうもです。
それより、これどういう状況？」
驚いたように声をあげる男に軽く挨拶をしながらもAは少年に問いかけた。
「あ、そうだ！！ハンター試験にいくには海神丸って船に乗らなきゃいけないんだって！」
「……はあ」
説明になってなくない？まぁ、わかったならいっか。
「おい！俺はお前に教えただけでこいつには教えていいなんて一言もいってねぇぞ！！」
「えー！いいじゃん、別に」
「よくねぇ！！」
「なら、これで教えてもらえませんか？」
Aはそう言うと、鞄の中からあるものを取り出した。
◆◆◆◆◆◆
ここまで読んでくださり有難うございます！昨日なぜか１日で100ヒットとかいっててマジで焦りましたw
一応、この作品は旧ハン道理に進めてますけど、もしわからないところがあれば気軽にコメントください！できる範囲で答えます！
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柊花(プロフ) - ミストラ〜ドさん» しかし、読みにくいと思ったところはドンドンいってください！微力ながら頑張って直したいとおもいます！長々と失礼しました！！ (2019年3月17日 18時) (
レス) id: ec51208c74 (このIDを非表示/違反報告)
柊花(プロフ) - ミストラ〜ドさん» コメント有難うございます！アドバイスとかもらったの初めてなのでとても嬉しいです(*^^*) けど、この作品は始めに書いた通り小説書きで書いていきたいと思っていたので台本書きにしない方向で進めさせていただきます。申し訳ありません。m(__)m (2019年3月17日 18時) (レス) id: ec51208c74 (このIDを非表示/違反報告)
ミストラ〜ド - コメント失礼します!!アドバイスなんですけど 「」の前に喋っている人の名前を入れたほうが分かりやすいと思います!![例え] ゴン「……!!」みたいな感じでお願いします!!更新ファイトです!!!! (2019年3月17日 13時) (レス) id: b0787012e0 (このIDを非表示/違反報告)
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